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still remain the same / NATIVE SPIRIT (R)

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カテゴリ:episode エピソード( 39 )

THUNDER HEART / hate guns

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native_spirit/instagramに出した画像
60年代のトライアンフにライフルを挿してる
サンダーハートは90年代ヴァルキルマー主演の映画の題名
劇中でグラハムグリーン(オナイダ族俳優)演じる保安官が
たしかBSA(これに似てる別な英車)にライフルを付けて
登場するシーンが印象的だったんで「やってみたかった」
*いくらアメリカでもこのスタイルで公道には出られない。
*トライアンフのサンダーバードにかけたつもりはない
これサンダーバードじゃないから

hate guns
毎日どこかで銃撃があって何人もの犠牲が出るアメリカ
AFN(駐留アメリカ軍のラジオ)を聞いてて
最近のことを考えても、ずっと銃撃関連のニュースが続いてて
どれが最近なんだかって感じだけど
14人犠牲になったサンバーナディノでのテロは大きかった。
そこでまた銃規制の話題が再燃して大統領が言った
「ネットオークションや個人売買でも身分証明を義務付ける」
そこもまだだったのかよって思う日本人だけど
とにかく追いつかないアメリカなんである。
そんなニュースでインタビューに答えた銃砲店の主人曰く
銃規制が言われると駆け込み需要や
銃器メーカーの株価が上がるんだよね
銃規制は景気回復策にもなるし
また何かあればその後に備える警備のための投資も増えるし
スパイラルはメビウスの輪

日本の武器の歴史は規制の連続で功を奏してきたし
海に囲まれて狭かったことも運がいい



by cwdye | 2016-01-13 20:05 | episode エピソード

グルーミング注意 / hate guns

定例の冬季渡米から帰国して
2014年の上半期本格始動から順調に1週間が過ぎた。
2/15発売のモノマガジンの効果もあってか問い合わせ、
発注共に増えてる。
渡米後のカスタムメードはすでに押し気味。

銃が嫌いだ/hate guns、このテーマのために撮りためてる画像は
記事の更新以上に増えてるけど、今回も新しい2014年冬季渡米での画像。
goes like this

ブラザーの滞在先の洗面台近くに銃が置いてあるのはいつもだけど
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ブラシに手を伸ばして、銃に手を伸ばして・・・BANG!
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歯磨いて、髭剃って、BANG!
相変わらずジムの出張先の洗面台には危険がいっぱいだ。

そんな今回もサイズマター
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ワイアットアープみたいでかっこいい・・・そんな飾りが安っぽい
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ダブルバレルでおっかない

日本の治安の思想は豊臣秀吉の天下統一(への意志)に遡る
ありがたいね

by cwdye | 2014-02-27 11:15 | episode エピソード

サイズ ダズ マター / hate guns

米国内移動中に閑話休題
書けばいくらでも書ける温存してるお題
久しぶりにepisode エピソードhate guns 銃が嫌いだ。

以前の記事に書いたとおり
銃の携行にも美学があるらしく、
用途以外にもコーディネートがあるらしいのは
話してみるとジム以外も認めるところだった。
確かにアメリカの彼等も実銃のマニアだし、
キャンプ道具を集めて何もってこうかってのと
同じっていえば同じ・・・多分。

例年通り今年の冬季渡米もジムの出張先で会ったわけだけど
お約束で最初に今年のラインナップを紹介されたね。
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下の小さくて古臭いのは
ジムのお父さんが少年時代に携行してた護身用の22口径
1930年ごろだから相当にワイルドな土地が沢山あったころ
銃無しには安心できなかっただろうね。
でもこれはそんな思い出の形見の銃で、22口径じゃ守れない。
だから上のみたいにでっかい、
でもダーティハリーみたいな44口径じゃない
かつて警察官が携行した357マグナムは丁度良い(?)らしい
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フレームが大きいモデルだそうで確かにでかい気がする。

で、奥にはこんなものまで…
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ライアット・ショットガンっていうこれは暴動鎮圧用散弾銃
ここまでいるのか?

いるんだってよ…
なんでも去年、目の前で銃をちらつかせたやつがいて
そいつよりでかい銃を見せて追っ払ったんだそうだ。
なんだかなあ、アメリカ。

でも前の大きいことはいいことかで書いたみたいに
音が大きいとか見た目が大きいだけで
抑止力の効果は大きいそうで
流血が避けられればそれはいいことになるわな。

確かに前にもいくつもある見本市会場の中で
僕がいる並びの会場の駐車場で
散弾銃を持ったやつがうろついて警察があつまったり、
約1年前にはジムの友人でもあるゲフォート議員女史が
演説中に銃の乱射にあって数人が死傷する事件もあった土地
未だにワイルドウエストの名残がある。
せめてまあルートビアアイスでも食って落ち着こうや・・・
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渡米中の進捗はカテゴリReport 報告で更新
by cwdye | 2012-02-05 09:34 | episode エピソード

アンチ ミーン リトル シット / hate guns

生息範囲を拡げた人間に追われたり
環境の変化で食べ物を失ったり
共生、寄生してきた動物たちにあわせて
人間界に近付く動物達が増えてるのは世界共通。

それでも
余程の事情がない限り人間には
動物の駆除を避ける労力をかける義務がある、と思ってる。
動物も守らなきゃいけない環境のひとつなんだから。

でもその「余程」の事情によって駆除しなきゃならなくなる。
カナダのデイブは日本で月の輪熊が猟銃で殺害駆除されることに憤慨してた。
カナダ人にとって銃を使うほど危ないのはヒグマ(グリズリー)で
ブラックベアに相当するかそれより小さい月の輪熊は恐れるほどじゃない。
日本の問題は環境の変化に加えて地方の過疎化に伴う高齢化だろうな。

カナダ以北にはまだヒグマがいるけどアメリカ合衆国以南にはいない。
ブラックベアに出くわすことも相当に珍しいはず。
ところがそれとは別にアナグマ、バッジャーってのがいる。
こいつが凶暴で手に負えない。
狼が人間を襲ったのは作り話の中だけだし、
熊が人を襲うのも対峙したときだけ
野生動物は天敵と会わないように暗黙の仁義を持ってる。
ところがバッジャーはそんなものはおかまいなし
わざわざヒトの家の近くや軒下に住み着く
そこでおとなしくしてるなら問題もないけど
相手の大きさに構わず積極的に攻撃してくる
まさにアナグマ狩り用の犬ダックスフントくらいの大きさで
始末に終えない性格の持ち主だ。
愛玩用のミニチュア・ダックスじゃ敵わない、

2006年、ラコタのブラザー ボビーの家を訪ねた夏の終わり
初秋の大平原の冷たい雨で外には出なかったけど、
家の脇にバッジャーが住み着いて困ってる話しを聞いた。
2メートルの屈強なラコタの戦士の手を焼かせるほどだ。

翌年の2007年、バッドアス・チャーリーの一件が始まった
スタージス・モーターサイクルラリー期間中
ラコタのキャンプ地に滞在してたボビー一家を訪ねた時、
はるばる訪ねて来てた、ボビーの友達のアパッチを紹介された。
ボビーのように大柄なラコタと対照的に
砂漠のアパッチは僕と同じくらいの背丈、
それでもさすがのアパッチ、ボビーに負けず劣らず屈強さを滲ませる。
インディアンの流儀に従って
お宝を見せてもらうことになる。
旅の道具の中から細工や加工中のクラフト、材料が出てくる中、
一枚の毛皮に目が留まった。
背中にストライプが入る茶色2トーンにピンときた
「これバッジャーだよね?」
「ああ、これはボビーんちで俺が仕留めたやつだ」
「やっぱり」
「いくつも銃創があるだろ?
小さい銃じゃ2~3発当たってもまだ向かってくるんだ、
このチビクソワル(mean little shit)野郎はよ」

映像で見たことがあるけど
鋭い歯と爪を剥き出して向かってくるバッジャーは
熊より小さくて速い分、まるで悪魔かバケモノのように凶暴だ、
第一熊とはそもそも遭遇の仕方が違う。

2008年の夏
ニューメキシコでジムに借りた家にアサルト・ライフルと大量の弾薬があって
「夜の闇も心配ない」って書いた
その夜の闇で僕が恐れるひとつがこのバッジャーだった。
もう一つは、
大したネタじゃないけどまた次回別な話題で触れるかも知れない。

なにしろ僕等がいる土地は
銃を持ったギャングのいる都会じゃない。
とはいえその闇に装填した銃を持って出るわけじゃない、
「こんな戯言」が出てくる銃にはいやな力があるってこと
恐れても銃が要るほどの話しじゃない。

銃が嫌いだ/hate gunsはカテゴリepisode エピソード


Report 滞米記
culture文化
episode エピソード
作品に関する参考;
作品販売店
introduction紹介
reference 参考

by cwdye | 2009-12-09 22:16 | episode エピソード

デイブ、おまえもか・・・/ hate guns

「電車に乗ってもどこにいても
ヘンナガイジンって見られてる気がする」
眼鏡をかけた真面目そうな優男カナダから来たデイブ
別にヘンナガイジンに見えない。
江戸時代じゃあるまいし東京にガイジンなんて珍しくもないと思うんだけど
電車や街場でびびってた。
温和で小心で、こう言うと地味そうな彼も意外に話題に事欠かない。
生粋のアウトドアマンでスポーツマンだからだ。

デイブから誘いが来てフェイス・ブックっていう
ミクシーみたいなコミュニティ・サイトに登録した。
AFN(在日米軍放送)のコメディショーでもコントのネタにされる
全世界版ミクシーみたいなもんだ。
ミクシー同様放置していたから、
久しぶりにデイブはどうしてるかと思い出して
フェイスブックにアクセスしたら、彼のトップ画像が替わってた。
ゴーグル型のサングラスで肩の高さに構えた拳銃は
スライドが後退して薬莢が排出される瞬間。
「出た! ターミネーター野郎になってやがる」と思わず笑って
「オマエなにやってんだ?」と、メッセージを送った。

その姿は見れば判る競技シューティングなんだけど
ひ弱に見えるデイブだから面白い。
本当は温和で痩せてるだけでひ弱でも臆病者でもない。
しかも競技シューターじゃ
銃を撃ってもよく当たるってことだしね。
でも彼はスポーツマン、銃と暴力をリンクさせない。
しかもカナダ人、アメリカとは銃との付き合い方が違う。

彼自身も言ってる。
サムライにとって刀が単なる武器じゃなかったように
競技シューティングでは自分もサムライになったように
銃を刀の代わりに自分の精神と向き合うんだ、と。

デイブはカナダの大自然でのサバイバー。
フリークライミングで崖から転落して両足骨折、
2日後にヘリで救出されたとか
至近でグリズリー・ベアと遭遇して死を覚悟したこと2回
彼自身生きてることが信じられないっていう話が沢山あった。
それだけの危険な目にあいながら避けて生きてるっていうことは
冷静さ、集中力、バランス感覚
あらゆる優れた感覚を持ち合わせてるってことだ。
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デイブのいろんな「怖い」話しを聞いてたとき
「都会人は草食動物をなめてる」って言った。
そうなんだよ! だから写真みたいな警告の表示が立つんだ。
自然から離れて生活してる人間は知らない。
弱肉強食」なんていう「支配者の言葉」を信じさせられるように
TVでも肉食動物が草食動物を捕食するシーンばかりが流れて
肉食動物の狩りの成功率が低いことはあまり伝えられない。
実際、野生の草食動物は逞しく強い。
アメリカで僕が行く場所にも攻撃的な草食獣
バイソンエルクがいるし、ムースがいるところもある。
特に大型鹿類の雄は滅多に人前に姿を現さないけど
もし現れた時に至近にいたらものすごく危険だ。
だからカナダやアラスカでは死者も多い。
僕等は彼等の行動をよく知って危険を回避しなきゃならない。
死んでから知らなかったって言わずにすむようにね。
知らずに恐れることや知らずに笑うことこそ愚かしい。
思えばデイブが大都会でびびってたのは自然なことだ。

ぼーっとしてバイソンの角で突き上げられないように
銃の必要もないようにびびるにも気合と美学を!(なんだそりゃ)

つづく

銃が嫌いだ/hate guns

アメリカでトカへが撮ったバイソンの写真は
広告やこのブログの中でも活躍してくれてるけど
被写体のバイソンは怒ってるやつもいて緊張する。

by cwdye | 2009-06-03 09:10 | episode エピソード

my recommendation is... / hate guns

渡米するたびに溜まっていくこの話題、
カテゴリーepisode エピソード銃が嫌いだ/hate guns
滞在中と、その間に書き留めた記事はタイトルが英文だ。

毎回違う銃を携行してるジム。
ジュエリーを物色しつつ整理を手伝ってると。
荷物の中にいつものようにガンケースが出てきた。
勝手知ったもので
早速、自慢のコレクションをケースから出して
写真に撮ってるとジムの携帯が鳴った。
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"...well, my recommendation is... "
「・・・・・・・・そうだな、お勧めは357
大きすぎずにパワーがあって丁度いいだろう
パイソンていうやつがある、
P-Y-T-H-O-N, 大蛇のパイソンだ。
(銃身は)長くなければそれほど邪魔にならない。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
スナブ・ノーズ(短い銃身)なら38スペシャルもいい。
楽にポケットに収まる大きさだし、
撃鉄が露出してないモデルを選べば
ポケットの中で引っかかることもない。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
買うのにベストなのは
たくさん見ることができるガン・ショウだな。
買ったら持ってきて見せてくれよな!」

銃に詳しいジムに
どんな銃を買うのがいいかアドバイスを求める電話だった。
知ってることについて聞かれたら話しが長くなるのは僕以上
この電話の後もちょっとした僕の一言から
銃の価格についても一講釈頂いてしまった。

今回の彼の自慢の一丁は
スタームルガー社の44マグナム、ブラックホーク。
古いコルトのモデルをあわせて
このスタイルで少なくても5丁持ってることになる。
by cwdye | 2009-02-27 09:50 | episode エピソード

ユージャックアス、ブロー

please click to read the previous stories are following links
前回までのお話と参考は以下のリンクで
ユーバッドアス、ブロー / イントロ
ユーバッドアス、ブロー
続 ユーバッドアス、ブロー
ツールフォーリザベーションライフ
pull over to the right
ユーソーナイス、ブラザー
FBIとティラノザウルス


You Jack Ass, bro.
「ところであれからチャーリーはどうした?」

僕ら家族とラコタのブラザー ボビー一家とは
街のスーパーの駐車場で待ち合わせをして落ち合った。
ボビー一家が滞在する
スタージスに近いラコタの聖地にある
ローズバッド*ラコタのキャンプ地について
食事を済ませた後、ロッジの居間でくつろぎながら
去年の夏のチャーリーの一件のその後を聞いた。
チャーリーのひどく不運な話に絶句した僕は
ボビーに恐々と聞いたんだ。
ところがボビーの顔は一瞬にして明るくなって
声のトーンも変わった。
なんだか楽しそうな話らしい。

「あれからしばらくおとなしくしてママ*の家にいてな
タッドがいる地下室に潜伏しながら、
ビールとワインを自分で作って飲み続けたんだ。
ところがしばらくしてからあの件で警察がチャーリーを捜し始めたから
チャーリーはローズバッド*に逃げた。
そこでまた潜伏して意識不明になるまで飲み続けてぶったおれた。
それで遥か東のスーフォールズ*の病院にかつぎこまれた。

そのころ捜索はFBIに引き継がれてて
武装したFBIが留守中のママ*の家に来た。
当然、留守番はタッドだけ。
サブマシンガンを突きつけられて
「チャーリーを出せ!」って怒鳴られたタッドは
玄関の前で手を上げて固まったまま
左手を肩の高さでまっすぐ東を指差して、
「スーフォールズ!!」
・・・って言ったらしい」

ここまで話してボビーは吹き出すし、
僕も大笑いしながら言った、
「それって、もしかしたら
初めてタッドが正しい行き先を言えた時になったんじゃないか?」
ボビーも大笑いしたまま
「そうなんだよ! タッドはいつも
誰はハワイで、誰がタヒチでバケーションだって
夢みたいなことばっかり言ってる
からな、
マシンガン向けられて初めて正しい場所が言えたんだよ!

逃亡と潜伏を繰り返しながら
性懲りもなく意識不明になるまで飲み続けた挙句、
いつも家族の正しい居所を言えないタッドに
収容先の病院をあっさりチクられて
本人の物語のパンチライン(オチ)をタッドに奪われたチャーリーは・・・

「それからチャーリーはスーフォールズの病院でFBIに確保されて、
ジェイルに戻されて4ヶ月、クリーンになって出てきて元気にしてるよ」
「まさか、今だにまだ飲んでる?」
「ああ、相変わらず飲んでるさ!」
性懲りもないチャーリーは
バッド・アス(ワル)からジャック・アス(大馬鹿様)の称号に代えよう。

洒落にならないトラブルと不幸に見舞われながら
ジャック・アス チャーリーはめげてない。
だからアルコールの問題から立ち直れないんだけど、
きっとチャーリーは笑い飛ばしてくれる。
今まで続いたチャーリーの切ない物語は
クリスマスの夜にオチをつけて一段落する。
来年もジャック・アスで笑わせてくれるといいな。

ママ*=グランドマザー・ドナ
ローズバッド*=パインリッジの東に接するローズバッド・ラコタのリザベーション
スーフォールズ*=サウスダコタ州の南西部に位置するパインリッジ・ラコタのリザベーション、
その反対側、サウスダコタ州東南部にある都市。

インディアン生活でのエピソードは
カテゴリーepisode エピソード

by cwdye | 2008-12-25 01:08 | episode エピソード

試し撃ち / hate guns

あれば撃ってみたくなるのが、人情?

積極的ではなくてもいつかは
どこかシューティングレンジにでも行って試射してみたいとか
昔は思ったこともあったけど、
アメリカに定期的にある程度の期間滞在するようになって
銃のある環境が身近になってそれほどの興味もなくなった。
あの冷たく口をあけた照準のついた鉄の筒が、
持った瞬間に持った主に力が移動して
支配できるという錯覚に支配されるようで気味の悪さも感じる。
銃が嫌いで書き始めたこの銃が嫌いだ/hate guns
今回も銃の話じゃないんだけどね。
2008年 夏の渡米から帰国してすぐ旧ギャラリー撤収を決定。
少しずつ片付けを始めていたとき
置きっぱなしになっていたセキュリティグッズのひとつに
催涙スプレーがあった。
アメリカの警察が暴漢の鎮圧に使うあれだ。
ボンベを収納したグリップに引鉄が付いてて、
赤く目立つ安全装置はOFFの位置になったままだ。

旧ギャラリーを開けたとき念のために
身分証を提示して揃えておいた防犯用品のひとつだ。
それを眺めながら思った。
消火器みたいなもんだし、使用期限があったはずだ。
もう使えなくなってるかもしれないし、
試しにちょっと引鉄を引いてみようか?
もともと人通りの少ない外に出て
試しに一吹き。
まだダメにはなっていない。
飛距離を試してみるとまったく問題なく、絶妙かもしれない。
さぁ、いよいよ試しにどんなものか?
少しだけ指に吹いてその指を鼻に持っていくと、
ツンとした刺激臭に一機に目が熱くなって涙が出た
もう少し嗅いだら痛みも伴いそうだったからすぐやめた。
泣くほど効くよ、あたりまえだけど。
まともに浴びせたら相手は病院行きになりそうだ。

まだまだ使えそうだし強力なのがわかったから、
新しいギャラリーに移動する箱の中に投げ込んだ。

関連タイトル銃が嫌いだ/hate gunsはカテゴリーepisode エピソード
by cwdye | 2008-12-04 01:55 | episode エピソード

FBIとティラノザウルス/ hate guns

カテゴリーepisode エピソード
銃が嫌い/ hate guns


FBIとティラノザウルス
ラコタの土地で

完璧な仕事をするなら全力で臨め、なんて
どこでも言われてそうなことだけど
対力、対犯罪となると命がけの仕事になるね。
軍隊も警察もそういう仕事だけど
今回の話はアメリカ合衆国連邦捜査局
Federal Bureau of Investigation、FBIだ。

映画でもドラマでも大活躍だ。
凶悪犯を追い詰めて
武装した突入部隊が特殊車両で到着
防弾ベストやジャケットの背中に
大きなFBIの文字をつけた隊員が包囲、
急襲用の武器を分担して突入する。
緊張のシーンだね。

ところがよく見るそんなシーン、
うそじゃないどころか、
たとえ凶悪犯でなくても、どんな相手にも手を抜かない
友達が録画しておいて見せてくれた
ティラノザウルス・レックスの話題のニュース・ショウを見たときだ。

発見者の博士の名前をとってスーと名付けられた
人類初のT・レックスの全身骨格が
ラコタの土地で発掘された。
その土地はあるラコタ個人の私有地で
パハサパにあるブラックヒルズ・インスティテュートっていう
研究所がそのラコタから数千ドルで買取って発掘した。
ところが、
世界初のT・レックスの全身骨格が数千ドルで済むわけがないだろう
という周囲の意見でどうしていいかわからないラコタは
インディアンの土地を守る機能を持つFBIを訪ねた。
FBIで検証した結果
ラコタの土地から掘れたものは土地のもの
権利は土地の所有者にあって、
つまり発掘されたスーの所有者はそのラコタと認められた。
その上でスーの価値は不明ではあるものの
他の化石の価値と比べても数千ドルで済むものではなく
これを買い取った研究所は搾取したという容疑として認められた。

とうとうFBIがスーを押収に行く日が来た。
重装備の装甲車に完全武装の突入部隊が
ブラックヒルズの小さな研究所を包囲して
突入用の小型のサブマシンガンを構えた隊員が
フォーメーションに従って研究所の中に突入。
学者しかいない、おおよそ抵抗があるとも考えられない研究所から
難なくスーを押収した。

時と場所に関わらず万全を想定して気を抜いちゃいけない。
ニュースやドラマで、
FBIはいつも全力でかかるっていう姿勢を見せることが
デモンストレーションになって
抑止力になることも見込んでるんだろう。

この話も少し関係あるブラザーの話の布石
ユーバッドアス、ブロー
ユーバッドアス、ブロー / イントロ
続 ユーバッドアス、ブロー
ツールフォーリザベーションライフ
pull over to the right
ユーソーナイス、ブラザー

スーの事後談もいつか軽く書くかな。
by cwdye | 2008-11-02 02:40 | episode エピソード

ユーソーナイス、ブラザー

you are so nice, bro Tad.

ボビーやチャーリーのルックスに負けず劣らず
屈強なラコタの風貌のタッド。
初めて会ったのはグランドペアレンツのテッドとドナの住む
パインリッジの際にあってその居留地のイメージとは違う
緑深くビーバーもいるキャニオンの上に建つ小さな青い家だ。
深く座ったソファから握手するために立ち上がると
ボビーほどではないにしろ長身で強面の顔をほころばせた。
なんともいえない笑顔だ。
僕等家族にとってのグランドマザー、ドナと
出合った後に心臓を患ったグランドファーザー、テッド
その老いた両親の家の地下室に住んで彼等を助けてた。

僕等はサプライズとして突然のように現れる。
留守に訪ねることも多い。
初めて会って数年後グランドファーザー・テッドが他界しても、
タッドが家の留守を守るから家が空くことはない。
おかげで家族の近況も聞ける。

「俺達は日本から来たんだ」
いつの間にか地下室に消えて
戻ってきていきなり何を言い出すかと思ったら、
「お前達がそうして日本に留まったように
俺達もマンモスを追っかけてずっと北を渡って
ここにたどり着いたわけだ。
だからお前達も俺達も肉を食いちぎるために前歯がでかい」
ナショナルジオグラフィックみたいな本や
百科事典みたいなもんで読んだネタを突然話し始めるから
脈絡がなくてわからない。

ある時はいつものように家族達の近況を聞いてるとき
「チャーリーはハワイに行ってて・・・・」
そうなのか? バケーションだって?
なんか話がところどころ繋がってない。

話すたびに話の信頼性が見えてきて
どうやらあんまり当てにしちゃいけないらしい。
ただただタッドはいつもハッピーで
迎えた僕等に気を使って何か面白い話題を提供しようと
彼なりに頭の中はフル回転なようだ。
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ある年のある日の夕方
離れた土地に散っている家族達が大勢集まった。
パーティになって賑やかに食事をしているとき
いつもスェット姿のタッドが
ジーンズにブーツで革のブルゾンを羽織って
地下室から上がってきた。
お気に入りのキャップを目深にかぶって
プレスリーみたいなサングラスをかけると
「ちょっと散歩に行ってくるよ」
と出かけるようだった。
「日暮れ時にサングラスなんかかけて、
キャニオンに落ちないようしな、
車にも気をつけるんだよ!」
そう言って見送ったグランドマザー・ドナが
「あんなにめかし込んで、せいぜい見てくれるのは
牛か鹿くらいしかいないだろうにね」
と言って笑った。

ボビーやバッドアス、チャーリーの実の兄弟
タッドはいつもハッピーなナイスガイだ。

「ユーバッドアス、ブラザー」の物語
チャーリーの物語の総集編につづく

関連するこれまでのラコタのブラザー達の話は以下のリンク
ユーバッドアス、ブロー
ユーバッドアス、ブロー / イントロ
続 ユーバッドアス、ブロー
ツールフォーリザベーションライフ

僕等と彼等の家族は血縁でいう家族じゃないから
僕等にとってドナはグランドマザーになるけど
ドナの息子たち、チャーリー、タッド、それに
ボビーとその息子達までブラザーって呼ぶ。

by cwdye | 2008-10-30 01:42 | episode エピソード