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still remain the same / NATIVE SPIRIT (R)

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カテゴリ:column コラム( 12 )

朝三暮四

朝三暮四だよ・・・。

勉強なんかしたことなかった僕が
故事成語なんてろくに知るわけがない。
でもさすが昔のアタマいい人の言って残った言葉
読んだり聞いたりしたら僕でも忘れないほど簡潔でよくできてる。
ディテイルはとにかく
遊んでばかりいたころになんかで読んだだけで忘れなかった。

暮れの餌時、サルたちが餌の量に文句を言った。
餌を朝に四、暮れに三もらってたサルたちに
朝三にして暮れに四やる、と主人が言うと
サルたちは大喜びしたんだとさ。

この話はましなほうで現実に擬えるともっとえげつない。
主人はサルたちをごまかすために、
耳優しい音を流して、見た目のいいキレイな餌を見せる
そんなもん食ったあとにどうなるか知れたもんじゃない。
幸いこのサルたちは主人を選ぶ権利を持ってるけど、
いざ選ぶチャンスがくると
もっと耳優しい甘美な音色が大音響で流れて
旨そうだけど毒が入ってるかも知れない餌を並べられる。

お金をあげよう、
タダにしてあげよう、
防波堤は景観を損ねるから小さくするか遠くに移そう。
でも、それだけしてあげるんだから
5パーセントだけ負担上乗せをオネガイね。

子供手当てをばらまいても待機児童は増えてる。
民間の保育に支払う額に満たなかったり
環境の整備をなおざりにしてばらまくだけだから。
高速道路は公共の利益に繋がる物資輸送の要で
個人の行楽での使用なら贅沢でもあると思えば
長い間払い続けて慣れた習慣をなくすより
特定財源の考え方を見直したほうがいい。
実験段階とはいえ地方の道路事情の格差も露呈して
財源を失った挙句かえって面倒なことになりそうに見える。
世界には波を立てるやつが後を絶たないのに
先に防波堤をなくしてあとは波に来ないでくれと祈るのか。
防波堤を小さくしたり無くそうって言うなら
その前に波を抑える努力をしなきゃならないだろうに。
防波堤を借りる予算は自前で防波堤を築く何分の一だろう。
しかも経済にまで及ぶ政治の摩擦まで負わずにすんでる。

娘のワンブリがとってもらってる小学生新聞にこんな句が出てた
白河の清きに魚も住みかねて もとの濁りの田沼恋しき
何故オトナの新聞に出ない?

江戸時代に悪政を布いたとされる田沼意次の後の
松平定信の寛政の改革が更に庶民を苦しめた結果出た句らしい。
キレイになりすぎて魚も住めやしない、
濁っていても田沼の時代はまだましだったと。

無駄使いをなくしてキレイにするのはいいけど
的確に見極めた仕分けをしないと
公共投資で民間に回っていた金が断ち切られたり
技術の研究に遅れをとって外国にシェアを奪われたり
結局失業者が増えて経済は停滞、
負の連鎖の中にがっちり捕われて出られなくなる。

さて僕等には選ぶ権利があるわけだけど、
僕等が住んでる国は
政治の国ではなく選挙の国らしく
耳優しく見た目がいい餌をちらつかせる人ばかり。
もっと甘いこと言う政党も多い。
それでも批判票でも入れなきゃ気がすまないよな。

安いものを追えば雇用を失う。
少しでも国民を養いあえるように
国産品を買ったり、ローカルでお金を使うことを考えよう。
輸入を仕事にしてるネイティブスピリットも
外貨に代わってしまうのが申し訳なくて
せめて国内に払う分では金額を渋らないようにしてる。

ところでこの機会にお断りしておこう。
ネイティブスピリットは敢えて税別表示をさせていただいてる。
この国の税金がどのくらいなのかみんなで自覚していよう
ていうだけであって消費税に反対するからじゃない。

政治についてなんか書きたくなかったけど
ここのところ目に余るものを感じて選挙前の緊急企画になった。
参考;
カテゴリについて
Report 滞在記
culture文化
episode エピソード
作品に関する参考;
作品販売店
introduction紹介
reference 参考
by cwdye | 2010-07-09 20:11 | column コラム

コテコテのアメリカ

「アタシの出身地だけど、二度と戻らないね」
って言ったのはチェロキーとジプシーの血を引く、ジムの奥さん。
「なんであそこの人たちは朝からステーキ食べるのさ?
なんでもゴテゴテキトギトで気持ち悪いったらありゃしない」
とは友達のデンマーク人夫婦のジョアナ。
「身体に悪い」
「あんな馬鹿げたとこ行かなくていい」

ニューメキシコを発ってサウスダコタに北上する陸路
回り道をして新しい土地を通ろうとして思いついたのが
テキサス、オクラホマを回る旧ルート66を通って外れるルートだ。
でかいテキサスの西にあるルート66が通ってた街アマリロ、
そこからオクラホマシティへ行かず
オクラホマの西端を突っ切ってコロラド、ワイオミングを経由して
サウスダコタに入る。

ニューメキシコでの仕事を終えて滞在の最終日
ブラザーの家に仕事仲間が集まったパーティの席で
「明日、遠回りしてアマリロ/テキサスを通って
サウスダコタに向かおうと思うんだ」
そう言っただけでテキサス経由の案に反対する意見が噴出した。
みんなテキサスが大嫌いなんだ。

アメリカ最大の州で石油と牛と穀物の州
共和党基盤で悪名高いブッシュ親子の地元
暴力、銃、自由、死刑・・・。
いいイメージがどうしても並ばないけど
アメリカらしい食べ物をたくさんリリースしてるし
音楽やスポーツも盛んな州、
良くも悪くもアメリカ的な面白さがある・・・と思おう。
こうして書いててもフォローが足りないと
探し出されてリンチされそうな気がしてくる。
テキサス・レンジャー*に目をつけられたら
法律や人権って言葉が無意味な扱いも未だにあるらしい。

「良くも悪くもアメリカ」なはずだし
どのくらい「馬鹿げたとこ」なのかこの目で確かめないとね。
多数の反対意見は余計に興味をそそる
通り過ぎるだけで別に住むわけじゃない
きっとバカっぽくて楽しいに違いない、たぶんいい意味で。
西端のアマリロに一晩滞在するだけ、
その「ギトギト」脂っこくてバカデカいステーキを食べて
販路の違いでサウスウエストにないウェスタンウェアを買う
それだけがそのルートで観光にとれる時間だ。

翌日、僕等はジムの家があるプエブロを出て
アルバカーキに南下、旧ルート66に代わる40号を東に向かった。
アマリロに近付いてはっとした。
平地に突き刺さったキャデラックの廃車の列に目を疑う
キャデラック・ランチだ。
ブルース・スプリングスティーンが唄ったり
アメリカの原風景のひとつに出ることもあって有名だけど
まさかアマリロにあったなんて。
慌ててハイウェイを戻って撮影に向かった。
リンクのページの写真がその時に撮った写真。
突き刺さったキャディを全部入れようとすると
引きすぎて被写体が小さくなるし、撮るのが難しかった。
かみさんのトカへは写真家だからうまく撮った写真があるだろう。

さて、そのテキサス名物のギトギトでバカデカいステーキ
食うにはいったいどこ行きゃいいんだ?
でもそれも想像するに簡単、単純、
きっとバカデカくてアホくさい下品な看板があるに決まってる。
一番ひどい看板を探してその店にしようって言ってたら
案の定簡単に決めることができた。
巨大な牛のサインに体育館のようにデカい納屋型ログハウス
覚えてないけど店の名前はたぶんテキサス・ステーキ・バーン
この安直な想像で当たってるはず。
大きな店内は2階席があって
厨房の前にステージがあって時間計が設置されてるのは
「何キロ何分で食べたらタダ」みたいなお約束のイベント用。
フロントグリルにテキサスロングホーン*の角をつけた
キャデラックのスーパーストレッチ・リムジンで送迎も頼める。
テンケーテキなアメリカがあった。
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出てきた問題のステーキがこれ。
サイドにワイルドライスとコールスローを選んだ。
見た目はよくないけどオニオンのソテーが乗ってて
味付け*もしてあって・・・悪くない、旨かった。
毎日食うのはいやだけど、他にひどいもんもいくらでもある。
子供達はキッズメニューで
麦わらのテンガロン・ハットに入ったハンバーガー。
器のバスケットの代わりでオマケのテンガロンは
炎天下のアメリカでは実用的でほんとに助かった。

前おきの長い話だったけど結局ステーキは悪くなかったし
バカバカしくデフォルメされたテキサスは楽しかった。
アメリカ一デカいテキサスの最西端のアマリロで
夕食のステーキと食後のウエスタンの買い物で一泊だけ
翌日は予定通りオクラホマを通ったけど、
農地を突っ切っただけで農場以外何も見てない。
いつか時間を作って
テキサスの中心でカントリーミュージックに触れたり
オクラホマに多いインディアンの土地も訪ねてみたい。

ちなみに
銃が嫌いだ/到着地編に使った画像の銃のドアハンドルは
ウエスタン・ストアのドアに使ってあった。
同じく銃が嫌いなトカへが皮肉って撮ったんだけど、
書いたとおりブレてる理由はどうでもよかったかららしい。

*テキサス・レンジャー
MLBのチームテキサス・レンジャーズではなく、
開拓時代の民兵組織が現代の警察に引き継がれた組織。
*テキサスロングホーン
名前の通り左右に張り出した長い角を持つ家畜牛。
飼い易さを優先して角の小さい牛を品種改良する中数を減らしたけど、
その飼育にかかる手間を付加価値にして最近ブランド化して復活しつつある。
*アメリカのステーキは
何もせずただ焼いただけの肉を出すところが多い。

モバイルPCを携行するようになってから
滞米中の話題は大抵Report 滞在記にカテゴライズされてる
この話しはモバイルを携行してないころの話。
episode エピソードに入れるには「ただの食い物の感想」でしかないし
culture文化に入れるのはインディアン文化を中心にしてる。
そんなわけでコラム/columnに入れた。


参考;
Report 滞米記
culture文化
episode エピソード
作品に関する参考;
作品販売店
introduction紹介
reference 参考

by cwdye | 2010-06-26 20:14 | column コラム

ヘリテイジ・・・か

うちの娘たち、ワンブリキミミラは二人とも5月生まれ。
4月末から誕生祝いのプレゼントに期待して目を輝かせてる。

僕がターコイズ・ファーザーと呼んだ故L・G・Cは晩年に
生まれたばかりのワンブリにランダーブルーを贈ってくれた。
ワンブリが2歳の頃にL・G・Cは他界してしまったけど、
妹のキミミラといっしょに今でも
血縁じゃない多くの叔父、叔母、祖父、祖母に囲まれてる。

さすがに子供を大事に可愛がる国だ。
インディアンやアングロのブラザーのような家族達だけじゃなく
仲のいいコレクターや、
たまにしか寄らないギャラリーのお婆ちゃんにまで
子供だからというだけで可愛がってもらって
なにかしらプレゼントしてもらった。

ワンブリは歩くようになったころから
そのL・G・Cに貰ったランダーブルーを僕がセットしたペンダントを
わけもわからずに着けてた。(着けられてた)
それを見た他のブラザーやコレクターがまた
思いついたように何かをプレゼントしてくれるんだ。
ナンバーエイト、ビズビー、レッド、キャリコ
熊、馬、イトマキ・エイに恐竜の縫いぐるみ・・・・・
ナンバーエイトやビズビーって縫いぐるみだっけ?
皆様も羨ましく思うだろうけど僕でも羨ましいぞ。
僕だってイトマキ・エイの縫いぐるみが欲しい・・・
そうじゃなくて
たとえ1カラットだろうが
ランダーブルーをプレゼントされたことなんてないからね。
とはいえ他の種類でサンプルとしていろいろ貰ってることを忘れちゃいけない。
いずれも役得に感謝、だ


数ピース前のビッグ・コレクションを買った時も
売主の友達が「娘達に」と同梱してくれたのが
2本のローン・マウンテンのナゲット・ストランド
この夏の里帰りで会うときに着けて見せてあげられるように
今月の彼女達の誕生日に合わせてネックレスにした。
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ランダーブルーのペンダントは姉のワンブリと揃いになるから
区別するためにキミミラ(蝶)のインゴットを着けた。
ワンブリについてないのは不公平になるかと
ワンブリ(鷲)のインゴットもいっしょに作った。

小さいうちからこんなの持ってたらどうかしそうだ。
ダメな世襲代議士」が流行ってる昨今、
プレッシャーみたいに責任も感じるわけさ。
いろいろ欲も出るけど元気でいてくれればよし。
これがどんなものか判るか判らないか
好きになるかならないかも彼女たち次第、
飽きたらとうちゃんにおくれ。
by cwdye | 2009-05-27 09:26 | column コラム

おめでとうアメリカ

以前トカへが送ってくれたオバマのスピーチ
期待通りオバマに決まってよかった。

ようやくこれからが始まりだけど
とにかくよかった。

Mitakuye Oyasin

書きたいことが長くなりそうでまとまらない
by cwdye | 2008-11-06 11:09 | column コラム

銀行家のランプ / バンカーズランプ

別に高価なものでなくても
ずっと欲しいままでいつまでも買えないものってある。

バンカーズランプってのが僕にとってそのひとつだった。
バンカーズ、つまり銀行家のランプに始まるらしい
そのランプを初めて意識したのはもう30年以上前になる。
小僧っ子の溜まり場だった喫茶店に置いてあった
骨董品のランプがそれだったんだ。
その頃にそんなに印象的だったのは、
古くさいデザインだったからだろうな。
それ以来、アメリカの映画やドラマの中で
古風に調度された事務所や書斎のデスクに
そのランプが置いてあることが多いのに気がついた。
昔の銀行、弁護士事務所、探偵の事務所、
マフィアの書斎なんかにもあったかも知れない。
劇中のダークオークの机にその個性的なシェードが見えた。
そうしていつしか、
そのランプがバンカーズランプと呼ばれて、
デザインを増やしながらロングセラーになった
クラシックでスタンダードな定番品だったことを知った。
定番品だから、わざわざ古物を探さなくても、
アメリカの量販店で新品が販売されてる。
それだけポピュラーなものと知っても
興味は失せなかった。
骨董品でなくて構わない、
スタンダードで当たり前なそのランプを
普通に机の上に置いてみたかった。
デスクワークが多いわけじゃないし、
気取った書斎が欲しいわけじゃない。
ただそのランプがぼんやり光る風景に憧れた。
でも、家にも仕事場にもそれを置いて
絵になるような机も場所もなかった。

2008年、ギャラリーを移転、新装するにことになって
かねてからの希望だった1900年代初頭のスタイルの
トレーディング・ポストを模する内装にすることにした。
やっとバンカーズランプに相応しい部屋が手に入る。
こうして、初めて意識してから30年、
欲しいと思ってから20年たってやっと買う気になった。
わざわざアメリカ滞在中に買わなくても
緑のシェードと真鍮製のスタンダードな新品が
日本でも数千円で販売されてる。
それを買ってロールトップデスクに置いた。
念願かなった風景が手に入ったわけだ。
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新しいギャラリーをオープンして1週間ほどたってからか
妻で写真家のトカヘが開店祝いをくれるという。
バンカーズランプだった、
しかも1920年代当時の実物のアンティーク
こっそりアメリカのサイトで探して取り寄せてくれてた。
シェードの形は同様でも
スタンドのデザインは見たことがない重厚なもので
金具類も20年代当時の味を醸して、
何よりシェードのガラスの色が当時らしく
今のように安定した色になっていない。
ロールトップデスクの上にあった
現行品のバンカーズランプには退いていただいて、
アンティークのそれに入れ替わった。
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新品のバンカーズランプは自宅で
トカヘのスタジオに置かれるかな。

参考;
Report 滞米記
culture文化
episode エピソード
作品に関する参考;
作品販売店
introduction紹介
reference 参考
by cwdye | 2008-06-02 20:43 | column コラム

ウエスタン風ブーツ

サウスダコタから中継地のコロラドを目指す途中
ワイオミングの町で昼食を取ったとき、
サッと寄ったウエスタンショップで
探していた条件の揃ったブーツを見つけた。
色はできれば黒か濃茶で欲しかったけど
合うサイズではサンドしかなかった。
それでもその条件というのを満たすブーツは珍しいから入手。
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買ってから2日目の朝、
早速このブーツのランチデビュー。
馬糞の洗礼を受けた。
ウエスタンブーツの正しい使い方、
こうして本物のウエスタンブーツになる。

だけど、探してたブーツの条件っていうのは
ポインテドトウであることと、
バイクに遠慮なく乗れるゴム底であること。
底が革でないってのはウエスタン「風」なんであって
折角本当にランチで馬糞にまみれてもゴム底じゃあ何も変らないな。
by cwdye | 2007-09-04 09:42 | column コラム

message(転載)

以下の文章もネイティブスピリットの本サイトからの転載
「重要なまえがき」とあるように
ウェブサイトを始めた当初に書いたもので、
まず、気にとめておいて頂きたいことだ。

message

はじめに_重要なまえがき
これは重要なこと。
『僕はこう考える。』

僕が考えること、ここに書くことの多くは
とても個人的なこと。
口頭伝承であることを重要に考えるからには
本来書くことなどできない。
僕自信、自分が実際に経験したり触れたりしないこと
伝達されるだけの文章や情報は鵜呑みにはしない。
文章は疑うべきだ。

だから文章をそのまま、
ネイティヴピープルそのものの理解には
直接結び付けては欲しくない。
あくまでも参考のまま。
それ以上になれるはずがないと思う。

願わくば「注意深く読んで」そして「忘れるべき」だ。

基本的に必要で大事なことは、
本人が自力で体験、経験して見つけること。
そのまわりみちや、みちのりすべてが、ちからになる。

文章は思い付いたままに書くつもりだ。
僕は今のところモノ書きではない。
異文化を表現するためにわざと変な書き方をするかもしれないし、
単に文章がおかしいところもあるかもしれない。
しかし、それに気を使うといつまでも書けないでいる。
読みにくい部分が多いかも知れないが、
このサイト上では御容赦願いたい。

まずは
「カルチャー」と「エピソード」、
このふたつに大きくわけていく。
カルチャーは僕がインディアンの家族と生活することによって知った様々なことを
僕なりに出来る範囲で書いていこうと思う。
エピソードは僕自身の私的な記録、
彼等との日常生活のなかでの他愛ない話し、インディアンらしいジョークや、
彼等らしさを垣間見ることのできそうな話しを、
いずれも思い付くままに書いていくつもりだ。

わたしたちはつながっている(祈)

Changlishika Wakan
正木 大

以上
本サイト, コラム,culture & episode のトップページmessageより

インディアン風な言い方で補足しておくとつまり、
僕には僕の、貴方には貴方の道があり、貴方の答えがある。
貴方はすでに見て、知ってるということなんだ。
それは日本でも侵略された彼らの土地にいても違いはない。
ちょっと謎掛け、禅問答風だね。
by cwdye | 2007-07-12 02:02 | column コラム

カナダのデイブ

行ったことがないけど、
カナダにも数人友達がいる。
ラコタの家族でも姉が嫁いでる先がチペワだ

一時期日本にいた時に知り合って
帰国したカナダ人の友達が
フェイス・ブックっていうコミュニティからメッセージをくれた。
時々どうしてるか気になってたから、
元気なことがわかって嬉しい。
生まれも育ちもカルガリーの白人で、
温和で気が小さいやつなんだけど
生粋のアウトドアマン
カナダというワイルドな土地での
そのアウトドアの武勇伝には恐れ入る。
いろんなディスカッションをした相手で
短かった付き合いのわりにはかなり話をしてる。
意見も同じところがあって
そんな話も思い出しながら紹介していこうと思う。

「どこから来た?」
「カルガリーからだよ」
「カルガリーっていうと、一番近いインディアンリザベーションは?」
「ディネがいるね」
「ディネなのか、俺はアメリカのナバホに入れてもらったんだ。
ナバホっていうのはディネで、カナダにいるディネがもとなんだ」
「ナバホってディネだったのか」
初対面の会話はこんなことから始まったんだ。

デイブに誘われたままフェイス・ブックに登録して
こんな風にブログも始めたから見てくれってメッセージ返したけど、
日本語通じないし、読めないんだよな。
by cwdye | 2007-06-24 02:24 | column コラム

ボウリングフォーコロンバイン

さんざん勧めているので
ほんの少しだけレヴューらしきものを書いてみようか
あとは買うなり借りるなりして
是非ゆっくりご覧いただきたい。
最初は僕もしばらく見ないまま放っておいて
近所のアイヌのアーティストであるアゲ君に
勧められて見たんだ。

映画とは言っても
ドキュメンタリーでマイケル・ムーア本人が
カメラを持って各方面に突撃取材する。
話はコロンバイン高校で起こった
2人の少年による銃乱射事件から始まる。

「銃が人を殺すのではなく人が銃で殺す」
これが昨日書いたNRAの言い分でもある。
銃が無い国からすると、
「無いから人が銃によって死ぬのも珍しい、
あるから銃で人が死ぬ」
と、簡単に言える。
ところが問題は複雑で、
そこだけではないことがわかる。
実は、NRAが言ってることは正しいとは思えないが
あながちまちがいではない。
ただしそれはカナダでの話しなんだな。
カナダにはアメリカとほぼ同じ数の銃器が登録されてる。
にも関わらず、銃犯罪は僅かで、
アメリカ程多数の銃器による死傷者が出ない。
何故、アメリカでは起きるのか、
そこに差別と格差社会の構図が見えてくる。

ボウリングフォーコロンバインの
ボウリングはまさにボールゲームのボウリングのこと。
銃を乱射した二人の少年は
ボウリングをしてから犯行に及んでる。
事件後、マスコミや社会は何故彼らが凶行に及んだか
原因を探ろうと必死だった。
そこで槍玉に上がったのが、
マリリン・マンソン、ロックアーティストだ。
僕も詳しくは知らないが、
見た限り彼は悪ではない。
悪を演じてそれを批判してる。
チャップリンがヒトラーのパロディを演じたのと同じだ。
彼そのものを悪と決め付け、彼の音楽が
少年2人を駆り立てたのだ、と
そう思って世間は納得したかった。
マリリン・マンソンは本当に悪いのか?
ボウリングしてたこととは関係ないのか?
というのが、この映画の皮肉な題名の理由だ。
関係ないよ、でもマリリンマンソンも関係ない。
映画の中ではマンソン本人がインタビューに答えて
至極当然な返答をしてる。
気持ち悪い容姿だけど、
往々にしてそういう人間は頭が良くてよくわかってる。
だから、とってもまともで筋が通ってる。

これは日本でもどこでも同じだと思う。
誰かが凶悪な事件を起こすと、
世間は納得する理由が欲しい。
おかしかった何かを見つけると、
そのせいにして安心できる気がする。
でも、それじゃあこれからも防ぐことはできない。
事の発端には、
「普通」と思い込みたい画一的な思考が
根付いていることがある。
いじめの問題も原因を同じくしてると思う。
正しいと思って生きてる人間が悪を作り出すのは
よくあることだと思う。

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ボウリングフォーコロンバイン BOX SETの箱ジャケ画像 アマゾンから拝借

この映画を見ると、
日本の今の内閣が、アメリカのような社会構造を
目指していることも見えてくるはずだ。
愛国、格差、軍備、どれもうまく絡んで
作用するようになるだろう。
作用し始めたら、今までの平和はなくなるし、
格差は一層広がることになるだろう。
by cwdye | 2007-06-18 00:45 | column コラム

帰化種と生態系

昨日「プレーリードッグ」の項を書きながら
おぼろげに思い出していたんだけど、
プレーリードッグが病気を媒介する問題が発覚したと
前に聞いた覚えがあった。
そこで調べてみたら、
その問題で2003年以降輸入は禁止されるようになったらしい。
それ以後のプレーリードッグは国内繁殖によるものだそうだ。
ブリーダーの皆様と飼い主の皆様にはくれぐれも、
ご注意頂きたい。
でも無理だな、大抵のペットは帰化種になって、
生態系を壊してる。

ただこれ、悲観ばかりせずに現実的に見てみると
短いスパンで今の時点では確かに壊してるけど、
そのうちに、大繁殖して既存の生態系を圧迫した種が
自らの数に生息圏を奪われることで淘汰されて
バランスを引き戻されたころ
新しい生態系の形ができてるんだろうな。
動植物もグローバル化を求められてるってことか。
その過程も結果も相当に変わり果てた姿で、
美しく見えるか見えないか、好きか嫌いかは別として、
それが次世代の現実的な姿になるんだろう。
野生からはぐれた人間が始めたことでも、
やっぱり自然界の、宇宙の中でのこと、
摂理はすべてに繋がって、
作用していくのを見ることができるんだね。
今、僕らにできることは
美しい思い出を後世に伝えたいと思う欲求で、
せめてもの罪滅ぼしに行き過ぎないようにすることと、
常に彼ら自然界から学べることがあることを心にとめて、
行動を考える余裕のある生活を目指すことだ。

ただの日記のつもりの書き出しが、
話が大きくなったからコラムに入れておこう。
大きくなったわりには広がりは押さえたから、
このテーマもいくつか続けられそうだ。
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No Trick ! / 撮影 Tokahe-Naji-Winn 小倉直子©
by cwdye | 2007-06-16 01:49 | column コラム