フリーアンドイージー誌 7月号 別冊 永久保存版 発売中
SUPER DAD'S STYLE
Fashion means life.
ファッションとは生き様だちょっと思い出話に振って話が遠回りになることを前置きする。
20年前、ネイティブスピリットを始めたころ
ディアスキンとサドルレザーの製作の担当を認めてくれたGさん、
今より華やかだった御徒町のセンタービルにあった
DAX(現スラブ/ネスト)さんや他の販売店を通して
ネイティブスピリットの製品が世に紹介された。
当時、故S氏率いる「
チェックメイト」に紹介されたりしたのは
出たばかりの若い僕にとって嬉しいことだったけど、
その後、ある所とのトラブルに憤慨したS氏に
「次はおまえを売り出すからな」なんて言われたときには、
巻き込まれて「弾」に使われるのはごめんだと思った。
「それをチャンスに換えない手はない」って思うのが普通だろうけど
Gさんほどの有名税を払う気が最初からなかった僕は
メインストリームを嫌って益々原宿界隈から足が遠のいた。
当時、御徒町にあった複数の販売店は
僕の生産性の低さもあって「作ったものは全部買い取る」と
言ったとおりだった。
数年後、渋カジの流行が落ち着いて
ブランドのシルバー・ジュエリーの流行が来ても、
スラブさんとネイティブスピリットは当時
多数発刊されたカタログ本への掲載を控えめにすることで
その波を敢えて避けた。
大波は引き波も強い、なるべく避けながら逆らわず
対処するにはどんなに小さくてもいいから発動機やオールを持たなきゃね。
スラブ・ネストの中村さんは絶妙なバランス感覚で
流行の波に左右されずネイティブスピリットを現在までに
育て上げたプロデューサーだ。
(御徒町にあった他の販売店は大波にさらわれてどこかにいってしまった)おかげで僕は一線からセットバックした位置で
作風のアイデンティティを強くすることで貢献したと自負する。
20年を超えていくお付き合いにますます確実性が育っていく。
現在、ネイティブスピリットの作品を紹介頂いてる
地方の販売店のオーナー様方の中にも
スラブ/ネストさんを介してお付き合いが始まった方は多い。
それらの販売店のオーナー様方も
スラブ/ネストさんから学んだことはきっと多いと思う。
僕は大方の雑誌を好まなくなった。
流行というバブルを作らないと市場ができない、
それが仕事だから仕方ないんだろうな。
定義の曖昧な言葉で文章が組まれて
流行っていうバブルを膨らまし続ける必要があるんだ。
バブルの中は無責任、曖昧な言葉の責任は誰も負わない。
仕方ないことはしたくない。
しかも、オリジナル作品に合わせて
希少なものの実物を扱う割合が増えたら
ますます露出には気を使わなくちゃならなくなった。
そこで逆にお付き合いが強くなったのが
ワールドフォトプレスさんと
フリーアンドイージーさんだ。
今回は
F&E別冊スーパーDAD'Sスタイルに掲載されたことで
それにつけて思い出したことを書いてる。
誌面に踊る「選ばれた言葉」や「同じ時代を共有した人」の話に
いちいち共感を覚えるんだね。
そこには「曖昧で無責任なセールストーク」じゃない
「指標」がある。
きっと読んだ人は自分にとって必要なセールストークを
自分自身の中で自問自答するように組み立てて選択することができる。
今回の保存版になる別冊には永久保存版に相応しくなるように
妻で写真家のトカヘ・ナジ・ウィンの撮影によるランダーブルーの集合写真と
他の宝石ターコイズのアーティスト作品のカット、アメリカ滞在中の風景を
フリーアンドイージーさんのデザインアレンジで掲載いただいた。
他のページと合わせてみても絶妙に引き立てあう結果になって
素晴らしい本に載ることができて光栄だ。
メインの特集「
DAD'S STYLE」には
北海道で実際にカウボーイライフをおくりながら
ディアホーンスミスの
鹿角工芸家で、
ネイティブスピリットの作品を紹介して頂いてる販売店の
ゴールドラッシュの森井さんが登場、「指標」として紹介されてる。
是非ご覧になって、保存して頂きたい誌面だ。
ついでに
DAD'S STYLEに対する
僕の意見も書いとこう。
DAD'Sといえばルートビア*、ルートビアといえばDAD'Sだ。
かっこいいDAD'Sを目指したいなら
ルートビアのDAD'Sとドクターペッパーは外せない。
ルートビアってのは歯磨きペーストのコルゲートの味の飲み物
あんなに美味いコルゲートが飲めるなんて最高だろう。
ターコイズのビッグネームで物書きの
J・D・Lは
ドクターペッパーが大好きで
僕とは
ドクターペッパー・ブラザーでもある。
近所にいる天才変態彫刻師、
バーニング・ブラッドの知見さんも
ドクターペッパー・ブラザーだ。
けど、いずれも家族には不評だ・・・あんなに美味いのに。
写真家
トカヘナジウィン/オグラナオコの作品の
オリジナルプリントの問い合わせも受け付けてる。