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still remain the same / NATIVE SPIRIT (R)

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デイブ、おまえもか・・・/ hate guns

「電車に乗ってもどこにいても
ヘンナガイジンって見られてる気がする」
眼鏡をかけた真面目そうな優男カナダから来たデイブ
別にヘンナガイジンに見えない。
江戸時代じゃあるまいし東京にガイジンなんて珍しくもないと思うんだけど
電車や街場でびびってた。
温和で小心で、こう言うと地味そうな彼も意外に話題に事欠かない。
生粋のアウトドアマンでスポーツマンだからだ。

デイブから誘いが来てフェイス・ブックっていう
ミクシーみたいなコミュニティ・サイトに登録した。
AFN(在日米軍放送)のコメディショーでもコントのネタにされる
全世界版ミクシーみたいなもんだ。
ミクシー同様放置していたから、
久しぶりにデイブはどうしてるかと思い出して
フェイスブックにアクセスしたら、彼のトップ画像が替わってた。
ゴーグル型のサングラスで肩の高さに構えた拳銃は
スライドが後退して薬莢が排出される瞬間。
「出た! ターミネーター野郎になってやがる」と思わず笑って
「オマエなにやってんだ?」と、メッセージを送った。

その姿は見れば判る競技シューティングなんだけど
ひ弱に見えるデイブだから面白い。
本当は温和で痩せてるだけでひ弱でも臆病者でもない。
しかも競技シューターじゃ
銃を撃ってもよく当たるってことだしね。
でも彼はスポーツマン、銃と暴力をリンクさせない。
しかもカナダ人、アメリカとは銃との付き合い方が違う。

彼自身も言ってる。
サムライにとって刀が単なる武器じゃなかったように
競技シューティングでは自分もサムライになったように
銃を刀の代わりに自分の精神と向き合うんだ、と。

デイブはカナダの大自然でのサバイバー。
フリークライミングで崖から転落して両足骨折、
2日後にヘリで救出されたとか
至近でグリズリー・ベアと遭遇して死を覚悟したこと2回
彼自身生きてることが信じられないっていう話が沢山あった。
それだけの危険な目にあいながら避けて生きてるっていうことは
冷静さ、集中力、バランス感覚
あらゆる優れた感覚を持ち合わせてるってことだ。
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デイブのいろんな「怖い」話しを聞いてたとき
「都会人は草食動物をなめてる」って言った。
そうなんだよ! だから写真みたいな警告の表示が立つんだ。
自然から離れて生活してる人間は知らない。
弱肉強食」なんていう「支配者の言葉」を信じさせられるように
TVでも肉食動物が草食動物を捕食するシーンばかりが流れて
肉食動物の狩りの成功率が低いことはあまり伝えられない。
実際、野生の草食動物は逞しく強い。
アメリカで僕が行く場所にも攻撃的な草食獣
バイソンエルクがいるし、ムースがいるところもある。
特に大型鹿類の雄は滅多に人前に姿を現さないけど
もし現れた時に至近にいたらものすごく危険だ。
だからカナダやアラスカでは死者も多い。
僕等は彼等の行動をよく知って危険を回避しなきゃならない。
死んでから知らなかったって言わずにすむようにね。
知らずに恐れることや知らずに笑うことこそ愚かしい。
思えばデイブが大都会でびびってたのは自然なことだ。

ぼーっとしてバイソンの角で突き上げられないように
銃の必要もないようにびびるにも気合と美学を!(なんだそりゃ)

つづく

銃が嫌いだ/hate guns

アメリカでトカへが撮ったバイソンの写真は
広告やこのブログの中でも活躍してくれてるけど
被写体のバイソンは怒ってるやつもいて緊張する。

by cwdye | 2009-06-03 09:10 | episode エピソード
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