fill it up, man !
「こいつを満タンにしてやってくれ!」パインリッジのパウワウでごったがえす町のガソリンスタンド、
馬に給油しに来たラコタ・カウボーイ・・・なわけねえ。
カメラ目線だし、ってことは?
馬でガソリンスタンドに来てポンプの近くにいるなんて
ベタだけど軽くネタになるから、
ちゃんと
「写真撮らせてくれ」って頼んだんだ。
ってことは? まだあるさ。
このもう一頭のベアバック(サドル無し=裸馬)に乗ってきた相棒が
助手席に寄ってきてトカへになんか言い始めた。
ところが正統派バイリンガルのトカへ、
何言ってるんだかさっぱり聞き取れない。
何しろこのあたりでは珍しいヒスパニック系の訛りで
しかもヒスパニック本場のサウスウェストでも聞いたこと無いひどさ。
何言ってるんだかさっぱりわからん。
もしかしたらこの星の言葉じゃなかったのかもしれん。
そういうイカレポンチの言葉には僕の方が
正統派のトカへより慣れてるだろうし、
トカへはまともに話しを聞こうとするけど
僕ははなっからまともにとりあってない・・・
金をせびりに来たに決まってるから
それがリザベーションでの流儀ってもんだ。いいほうに理解しようとしてるトカへが聞いた解釈は
「@f}道っ端i;s5ドル]@バーガー売ってる}A]`=から食べ@9きてくれ:@」
僕に聞こえたのは
「:op@道っ端で:l;o売ってる@[/;バーガー食う]@p5ドル:poくれ-][@」
通じない話を見かねてこの写真に写ってる男が近付いてきて言った。
「このあと俺たちロデオに出るんだけど、
こいつはその前に腹ごしらえしてえって言ってるんだよ。
もし俺達にバーガー食う金くれたら
ロデオグラウンド顔パスにしてやっからたのむよ」なんて
ずうずうしくも控えめな言い訳する
これもリザベーション流儀。腹が減ってるブラザーをほっとくわけにはいかねえ。(マジで)
写真も撮らせてもらうわけだし、
気前よく少し余裕で渡してやった。
それでこそリザベーション流儀。軽く礼を言って笑顔で去っていく彼等、
名前も告げずどうやって顔パスにしてくれるって言うんだ?
さすがリザベーション流儀!でも、僕等はもうロデオグラウンドに一度入場してたから
すでにパスは持ってたんだよ。余裕のリザベーション流儀!!持ってる者は持ってない者に分ける
これは当然のラコタ流儀で、
すべてのインディアンの流儀だ。実はこのネタ、いつものようにもったいぶってたら
先に画像を
トカへのブログでさらっと使われてた。