(記載時2009年)
最近ターコイズについての記述が増えてるけど
このブログの初期に
"ターコイズについては詳しく書くつもりは無い"と
宣言した通り
"他で知り得ないだろうことの基礎"に留めるつもりだ。
鉱脈の歴史や場所に関する事実はどちらかの本で読んでいただきたい。
どちら様でも書けそうなことは省略させていただく。
加えておくと1箇所からの情報は不足や誤認が多く、
ものによっては情報の確実性はそれほど高くない。
鉱脈の情報も
口頭伝承に近いものが多いと思っていい。
もうすぐ有名なターコイズコレクターで
自称「物書き」で
僕と
ドクターペッパーブラザーの
ジョー・ダン・ロウリーが
13年かけた集大成が出版される
これは期待できる。
もうひとつ、いつもことわりを入れるように
画像は参考にならないから
実物を自然光の下で肉眼で確かめることを強くお勧めする。
ここで使った画像の撮影条件は
暗い室内で昼白色の蛍光灯で間接照明、
サイバーショット(大きいヤツ)、ストロボ不使用。
クソ石ジョークからグレードの話で
ターコイズにまつわるある部分で少し詳しい解説を付け始めて
さらにつっこんでみようと思ったまま深みにはまりかけてる。
つなぎに
ビズビーナゲットネックレスを話題にしたり
人気でしかも一般ではトラブルの多いランダーブルーの話題に加えて
僕は
ビズビーガイを自負するから
日頃からビズビーの話題が多めになる。
グレードの話しの中に
コマーシャル・グレード=量産向グレードについても書いた。
その代表といえる
キングマン、
モレンシ、
スリーピング・ビューティ。
長い歴史のある
キングマンと新しい
イサカ・ピーク、
すぐ近くから採掘された
ターコイズ・マウンテン、名前を変えた
オールドマンと
キングマン・ターコイズ周辺も話題のネタは多い。
なんてキングマンを語りそうになりながら今回は
モレンシをお見せしよう。
(キャプションはそれぞれの画像下)コマーシャル・グレード大量にあって安価なインディアンジュエリーの供給に貢献してる。
通常の仕入れが可能なレベルだから
ネイティブスピリットでは扱っていない。
モレンシ ハイグレード以上のカボション(キャブ)カットたち。(上)
ディープ・ブルー、ウォーターウェブ、スパイダーウェブ、バーズアイ・・・修飾する冠が多いのも
大量にある安価なコマーシャルグレードと違うことを
主張しなきゃならないこのレンジのターコイズの特徴だ。
ハイグレード(基本)
充分な硬度がモレンシの「基本的な特徴のマトリクス」を際立たせる。
ここからハイグレードが始まる。
ハイグレードモレンシの「基本的な特徴のマトリクス」が風景を見せる。
充分な硬度でワイドウェブが入った状態で極上の艶と透明度を持つ。