Three Indian commandos were out in the Iraqi desert.
"I understand that you Indians have brought
your own indigenous survival equipment"
ventured their captain.
"Sir, I have brought an entire barrel cactus"
said the Pima guy proudly.
"When I get too hot, I just cut off the top and take a drink."
The captain looked impressed.
Not to be outdone, the Pueblo guy said
" Sir, I have brought the sacred corn pollen.
When I get too hot, I pray with it, and then it rains".
The captain looked even more impressed.
Not to be outdone the Pawnee guy said
"I brought a car door off a 1959 Chevy Impala".
"Why would you do that?" the captain asked.
"Well," said the Pawnee guy
"when I get too hot, I just roll down the window".
3人のインディアン特殊部隊員がイラクに行った。
上官が言う、
「君等インディアンは独自のサバイバルグッズを持つことを了承する」
「サー、自分は樽型サボテンを丸ごと持ってきたであります!」
ピマ族の男が誇らしげに言った。
「熱くなりすぎたときに先を切って水分補給できるであります」
上官は関心した様子だった。
負けるものかとプエブロインディアンの男が続く
「サー、自分はコーンの粉を持ってきたであります!
熱くなりすぎたとき、それで祈ればすぐに雨が降るであります」
上官がもっと関心していると負けるものかとポウニー族の男が続いた。
「サー、自分は59年型シボレー・インパラのドアを持ってきたであります!」
「なんでそんなもん持ってきた?」上官が聞く。
「ええと・・・熱くなりすぎたときは窓開けるだけで涼しくなるであります!」
・・・・・・・・・・・・・バガヤロ様今までにも紹介した「3人の男」スタイルのジョークだ。
登場するのは、
ピマ族、
プエブロ、
ポウニー族からの3人。
ピマ族はアメリカ南西部、アリゾナ南部からメキシコにかけて、
サボテンの多い砂漠に住んでた狩猟採集型先住民で
バスケットが有名、他は詳しく知らない。
プエブロは部族名じゃなく、アメリカ南西部、アリゾナ、ニューメキシコ北部
標高が高い台地(メサ)の砂漠の定住農耕文化圏を言う。
ご存知ホピ、ズニ、アコマ、サントドミンゴ、タオス他多数を含んで
インディアンジュエリー、ラグ、壷やバスケット等名産品は多い。
コーンは広く分布するプエブロ諸部族の主食で、
日本人が豊穣を祈って米を供えるように大切に扱われる。
コーンも「稲妻」を呼ぶかもしれない・・・し、呼ばないかも知れない。
3番目の男はこのブログの中でも初めて登場する部族名、
ポウニー族。
中東部森林文化圏から中西部平原までの狩猟移住型先住民。
モヒカン刈りの戦士達は好戦的極まりなく、
移民側について
ラコタや
シャイアンの平原インディアンを襲いながら
移民のワゴン隊も襲う姿は平原インディアンの出る映画で有名。
現代の名産品は・・・不明。
僕を家族に迎えてくれたラコタ、ディネ(ナバホ)とその親戚、
友達を併せるとかなり多くの部族出身の友達がいる。
プエブロの知人も多いし、ピマの人に会ったこともある
でもポウニーの人は会ったことも見かけたことすらない。
なんでこの3人で、オチが車のドアなんだ?
そりゃドアはバカっぽいし、バカっぽけりゃ何でもいんだろうけど。
思うに
ピマやアパッチにしろ他のプエブロにしろ農耕型、採集文化圏は温厚、
野性的なインディアンの中では規則的、計画的な民族。
対するポウニーは前述のとおり無差別というか無分別に好戦的。
そのイメージは好戦的と言われる平原インディアンの
ラコタやシャイアン、コマンチ、アラパホ他多くを遥かに凌ぐ。
忍耐強く、落ち着いてるピマとプエブロの男達が
「部族の文化と知恵」を持ち出してきたのに対して、
ファンキーすぎるポウニーが「車のドア」を持ってきたのは
ようするに「なんも考えてねえ」ってことなんだろうな。
参考;
'59 シボレー(シェビー)・インパラ
強いアメリカが勘違いして車に尾翼までつけちゃった50年代最後
一番でかい尾翼(テールフィン)を持ったみんなの憧れのクルマ。(みんな?)
プエブロ文化圏の中のナバホ族
プエブロはスペイン語で集落。
移動型狩猟民族のように丸い形の移動式住居ではなく
先史時代から土で盛った四角い住居(アドビ)を作った定住農耕型。
同じ地域にいる全米最大のナバホ(ディネ)族の名前を入れなかったのは
ディネは定住農耕型民族ではなく移動型狩猟民族だったから。
カナダにそのオリジナルのディネ族を残して、
南下してプエブロ文化圏で略奪を始めたディネが
プエブロから農耕を教わって落ち着いてナバホになった。
ホーガンという丸いドーム型に土を盛った小屋は
狩猟民族の習慣とプエブロ文化の真ん中にある。
吸収、アレンジする柔軟性を持って勢力を伸ばした部族だ。
モヒカン刈り
アメリカ建国前の白人同士の戦争に巻き込まれたモホークvsモヒカン。
弓の弦を避けるために頭髪の両側を刈り込んだのはモホーク族、
それがいつのまにかモヒカン族のヘアスタイルと間違えた認識が
そのままヘアスタイルの名称になった。
近い発音はマヒーカン。
アパッチ
といえば勇猛で優秀な戦士ジェロニモが有名だけど
アパッチ全体は本来、ピマと並んで温厚な民族だった。
アメリカ軍がジェロニモの家族を多数殺したことで
最後まで合衆国に抵抗して戦った有名な戦士にならしめた。
好戦的
と書いた平原インディアンも移民が来る前までは温厚で平和、
争いといえば小競り合いや喧嘩程度でしかなかった。
無分別に襲ったポウニーもしかり。
戦争の大量殺戮は移民が持ち込んだ欧州の先進文化だった。
文明は戦争の始まり、これは世界に共通するはず。戦争反対、アナーキズム万歳!!と、ここに結ぶ。
笑うハート型サボテンの写真は
トカへのブログから拝借。
撮影 Tokahe-Naji-Winn 小倉直子©ジョークの紹介はカテゴリ
kill time 暇つぶし