メディアの企画も、僕の招待も、何のタイアップもなく
自分の意思で自力単独で来日を果たして
大阪のファニーさんとネイティブスピリットの2ヶ所に絞って
アーティストショウを敢行、
成功させた
800馬力(正確には七百五十何馬力だったか覚えてない)のホットロッドを蹴る
ホットロッドブラザーで
コンテンポラリーアーティストのビッグネーム
ウェスウィリー
ウェスウィリーアーティストショウinネイティブスピリット
ウェスウィリー アーティスト紹介と
ウェブに熱心じゃない僕が珍しく取り沙汰して紹介してる。
今回の
紹介では画像を多くして彼の作品に触れよう。
初めて会った頃に見たウェスの作風。
ラジエター…じゃなくてブレスレット
だけど着けたらラジエターとして機能するね。
きっと冬は普通のブレスレットより冷たくなる。
the desert meets the sea ?
壁をぶち壊して既成概念に捉われないコンテンポラリーだから
海がないどころか高地の砂漠に住むナバホインディアンが海?
「なんでイルカなんだよ?」
「イルカが好きだからさ…」
「イルカどころか海見たことあんの?」
「海くらい見たことあるわい!」
ていうのがこれを見たときの会話だった。
でもこういうのがあるから見逃せない。
黒く見える全てのマトリクスはチョコレート色
大きめにカットしたクラシックビズビーで埋め尽くした
インレイのブレスレットとバックルにボラタイがセット。
最近の作品だからセットは高額になった。(推定10万ドルくらい)
だけど肩を並べる有名作家の中では価格設定は低めだ。
そんなわけでネイティブスピリットにもこんなのがある。
ビズビーに引けをとらないグレードが存在する
パージャン(ペルシャ)ターコイズのトップグレードをインレイ
カットは大きくブレスレットのサイズも大きい。
僕がコンテンポラリーに慣れるまで(96年~06年ごろ)
わざわざオールドスタイルをオーダーした。
僕がアレンジしながらウェスのテイストを入れるように頼んだ。
オールドスタイルの作品にネームバリューを反映しない
職人気質を残すアーティストでもある。
やっぱりモノ作りも人となりはモノを言うよな。
コンテンポラリーに見慣れてきた僕の好みはそれでも古い
アーリー70s風、初期のコンテンポラリースタイル。
ターコイズの質と使い方は贅沢極まりない。
セイウチの牙の化石を使って
色彩感覚も抜群、着けるとオトナの気分を味わえるよ。
常軌を逸して理解に苦しむこともある
最新鋭のコンテンポラリー界の中にあって、
完全に僕を捕らえた作品がこれ。
ウェスが来日したときにペンダントだけ持ってきて
来訪されたお客様もショウで現物を見ることができた。
インディアンフェイスを前衛アートみたいにくずした逸品。
クラシックビズビーのインレイで
欲しかったけど、小遣いじゃ替えなかった。(セットで5.3万ドル)
夏季渡米で引き取ってきたボラタイは旬のものとして
フリーアンドイージー11月号で紹介してもらった。
ターコイズの選定とジュエリーのデザインアレンジは
僕が中心になって提案した。
僕が初めて全体をデザインして作ってもらったリング。
ウェスのおかげで僕もコンテンポラリーに慣れたし
素晴らしいデザインにできたと自画自賛。
珍しいトップグレードのスパイダーウェブ
バーナムターコイズをサンゴで挟んだ。
ウェス来日の時に納品、僕の手元に留まることなく
当日1時間もたたないうちにお客様の指に決まった。
おまけ
品質が最高級でも見た目が惜しい安めのランダーブルーも存在する。
僕の目ではわかるし、オーナーまで辿れるから
僕の個人的な趣味で買った。
これも僕が好きなコンテンポラリーのアーリースタイル。
私物のつもりなんだけどお客様には狙われてる。
ウェスのリポートはつづく
ウェスウィリー アーティストショウ レポート
ウェスウィリー アーティスト紹介
ウェスウィリー ショー2010 アルバム/NATIVE SPIRIT+
ウェスウィリー ショー2012 アルバム/NATIVE SPIRIT+