オールド = 古い っていうだけじゃなくて
歴史やストーリーがついてくる言い方でもあるね。
ギターを少し知ってたりして
ギブソン レスポール スタンダード で オールド って聞けば
すぐに1958年~1960年生産が浮かぶ、
なにせ、その頃のスタンダードモデルはその3年しかなくて
今となっては何千万円もするもんだから。
で?
2014年に発売されたネイティブスピリットの掲載誌で
ワールドフォトプレス発行 モノ・マガジン2014年3月2日特集号
自動二輪乗りのライフスタイル誌バイブズ編集部発行6月27日発売
珍しくカタログページの掲載を承諾したから一般市場に合わせて
ハイグレードキャンデラリアのジュエリーを出したんだけど
これら誌面での表記がおかしい、僕の指定通りなんだけど、
3月発売のモノマガジンでは「古いキャンデラリア…」
6月発売のバイカーモンでは「オールドキャンデラリア…」
ときたもんだ・・・ 言ったの僕だけど
ずいぶんいいかげんに見えるのもそのはず
実はオールドキャンデラリアという呼称はまだ存在してない。
キャンデラリア地区のターコイズは歴史も古く、種類も名前も多い。
現在も掘られて新しい上質なターコイズの採掘に成功して
新しい名前のキャンデラリアターコイズが複数世に出てる。
それに対してたまたま僕の周辺では最近、
昔のキャンデラリアがカットされて
そのハイグレードを得るチャンスに恵まれてるから
2004年以降採掘の新しいキャンデラリア地区ターコイズは
知人のディーラーに任せることにした。
そんなわけで僕としては最近から
1900年代初頭から1980年代初頭までに掘られたキャンデラリアを
前時代のものとしてオールドキャンデラリアって呼ぶことにした。
まだ正式名称じゃないけどこの定義の賛同が増えれば
いつかはこの名称も定着することになる。
ビズビーについて あるお客様から
「70年代のオールドビズビー」っていう呼び方を聞いたけど
新しい業者さんの勝手な新しい解釈か、そういうビズビーはない。
ビズビーは70年代に終了してるから
オールドはその時点から遡ることになる。
「オールドビズビーは50年代頃のもの」だけを言う。
「70年代にいいビズビーが多く採れた」ようなこといわれているのは
68年頃にオーナーになった故人B.M.氏の言葉で
B.M.氏は安定加工済みスタビライズドビズビーを
ブランド化して販売することに成功してる。
だからネイティブスピリットで取り扱うビズビーは全てB.M.氏以前
50年代オールドビズビーのハイグレード以上に限ってる。
当然高品質ノートリートメント だ。
トリッキーで厄介なビズビーの秘密は別の機会に
「秘密」についてのリンク追加
さらに余計な僕のキャンデラリアストーリー
2003年に70年代後期採掘のキャンデラリアがカットされて出た。
この時のロットは赤茶のスパイダーウェブを持つハイグレードで
それ以前までに一般的だったコマーシャルグレードのキャンデラリアとの
あまりのルックスと価格の違いからカット時期で区別するために
僕は個人的に「ニューキャンデラリア」って呼んだ。
カットが「ニュー」というだけで採掘は70年代後期だったんだけど。
その後2004年以降 採掘が再開されると
赤ウェブ、黒ウェブ、その他様々、表情豊かなハイグレードに恵まれて
現在に至るまでキャンデラリア以外の名義もいくつか増えた。
それに伴って2003年カットのキャンデラリアも
僕が呼ぶオールドに含めることにしてた。
10月にはオールドのブランケットでショーがある
第3回 オールド チマヨ ブランケット & ジャケット ショー
by アーススピリット from 秋田県秋田市
10月 18日(土)、19日(日) at ネイティブスピリット
1930年代~50年代から現代まで生き延びた
オールドブランケットコレクションが公開される。
ブランケットジャケットの2015年モデルも来ると思う。