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still remain the same / NATIVE SPIRIT (R)

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チャーリーヒル /インディアンジョーク

近況
夏季渡米から帰国後早速、
多くの御来訪と各地の販売店様方からの補充の発注が殺到
すでにお待ち頂いてるカスタムオーダーに併せて鋭意制作中。
定番品に関しては近日販売店の店頭にお届け。
カスタムメードは9月の仕上がり予定に向けて製作を続行。
渡米の成果や仕上がり品の写真を撮る時間もなかなかとれない。
この間に思い出したジョークで繋いでおく。

Charlie Hill、チャーリー・ヒル(故人)っていう
オネイダ インディアンのコメディアンの持ちネタを紹介。
たしか、コメディアンで俳優のリチャード プライアーのショーの
ビデオで見たんだけど、この一言にかなりウケた。
正確な英語は覚えてないから日本語で紹介。
インディアンの事情を知ってるとこの一言は大笑いできる。
goes like this,

白人は感謝祭とかいろんな祭事があるけど
俺たちにもハロウィーンはあるんだぜ
「ノックノック・・・ trick or treaty !・・・」

英語って勉強してるわけでもない僕でも面白がれる。
ここに出てくるtreat トリートっていう言葉、
おおかた「取扱い」や「施し」みたいな意味で
僕のターコイズの解説にも多く出るトリートメントは
低品質のターコイズを立派に見せる安定加工や
それに類する処理全般を「施す」ことをひっくるめた言い方で
女性の髪に使うトリートメントと同じ。
友達におごることも「施すこと」でトリート
子供やペットにあげる「オヤツ」もトリート
だからハロウィーンで仮装した可愛いオバケが言う
「 trick or treat 」はご存知のとおり
「ワルサされるのととオヤツを出すのどっちがいい?」
彼等にとってのtreat はキャンディの「施し」。

そのtreatにyがついてtreatyになるとどうなるか?
これら「取扱い」や「施し」が
「取扱い規約」みたいな意味になってつまり「条約」なんだね。
インディアンの歴史を読むと散々出てくる単語。
入植者の提示してきたそれら数多くの「条約」は
ことごとく破棄されたり反故にされたりで
多くのインディアンの部族達は命の危険にさらされた。
だからインディアンにとって
バケモノが現れて「 trick or treaty !」
なんて言われた日にゃこんな恐ろしいことはない。
trickの方がなんぼもましってことだね。

ネイティブアメリカンっていう多重差別の呼び方は
インディアン側に立つ僕は使わない。
彼等が認めるとおり「インディアン」と呼ぶ。


by cwdye | 2015-08-29 22:17 | kill time 暇つぶし
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