2010年
まあ、大きいテーマの本で
中心に近いところで仕事してる僕は
だいたいのことは知ってるし
ことあるごとに必要な項を読むだけだった。
そんなわけで最近、
数年前にやっと気づいたことがあって
出版から遅れて10年近く経って気づいた。
それは、ジョーダンと直接話しているときにも
ノートリートメント(無加工)ナチュラルを
最低条件とする僕らの間では
話題にはならないことだった。
前のタイトル 21世紀のターコイズ Pt1で書いた
することが書かれていた。
スタビライズド、エンハンストを
ナチュラルと呼ぶ一般に対して
ジョーダンロウリーの著書では
それら全てをイミテーションにカテゴライズしてた。
スタビライズ、エンハンス等トリートメント無しの
本当のナチュラルでトップグレードの
ジェムターコイズを専門にする
ネイティブスピリットとしても
一般の方々が買うトリ―テッドターコイズを
イミテーションと呼ぶには抵抗がある。
それらはターコイズの95パーセント、
大多数の普通のものなんだ。
2022年
ターコイズのわかりにくいインフォメーションを
統一するための「ターコイズ会議」
当然、僕には大きな疑問がわいた
ナチュラルは追加加工無しの5%のみ、
追加加工含む他95%をイミテーションと
言い切ってしまったジョーダンロウリーと
長年にわたって
トリーテドターコイズを
ナチュラルと呼ぶことを良しとしてきたGIAや
宝石関係機関、世界の市場が
「対峙」して「共通認識を改める」
そんなことができるのか?
会議が始まって以来、順を追ってではなく
機会あるごとに話題として話をしてきたんだけど
2023年、GIA職員に
「認識の違いをどう擦り合わせていくのか?」尋ねると
「これから時間をかけていく問題だ」という答え。
2024年、ジョーダンに聞くと
「GIA側は、そのターコイズの認識の違いに
最初は憮然としてたけど、理解して歩み寄ってきた」
ということだそうで
GIA職員も最近鍛えられたばかりの目と知識で
コンテストのジャッジとして
ターコイズの評価に挑戦、
なかなかいい仕事してた。
そんなターコイズ会議の中で2024年
95%トリ―テッドターコイズ
VS
5%ナチュラルターコイズの
Cage Fight (金網デスマッチ)が催された。
ところで
ターコイズのトリートメントを明るみにして
イミテーションとしてしまうことになると
ルビーやサファイヤ、
その他多くの宝石に普通に施される
トリートメントも同じ扱いになる時が来るのか?
新たな「言葉の定義」
も必要になる
まだまだつづく
PS
共通認識の構築その目標は2026年
大変革の年は近い
スマートフォンでご覧の方は営業日程が一画面上に出ない
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