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still remain the same / NATIVE SPIRIT (R)

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hate guns ブラザー編

また銃の話題だよ。
なにしろ明日渡米だから
いやがおうにも嫌いな銃だらけの国に足を踏み入れるわけで、
毎度いちいちそんなこと気にしてるわけもない。

アングロ(白人)でジムっていうブラザー(兄弟分)がいる。
銃が好きなんだ。
僕がこのブログのネームカードとかいうので使ってる画像。
これは、そのブラザー ジムの家の暖炉の横に座ってるところ。
バックに見えるのは1940年代あたりのものを中心とした、
カウボーイアンティック、しかも現役のものも多い。
で、この写真では隠れてるんだけど、椅子の肘掛に一丁掛かってるんだ。
古いホルスターに入ったよく西部劇に出てくる銃。
ただ、昔のそれと形は同じなんだけど44マグナム用、
実弾が装填されてる。
いやな汗が出るのを感じる。

昔のお尋ね者の写真気取って、
写真撮ろうかと思ったけど
あまりにあんまりな気分でやめておいた。
写真ぐらい撮っときゃよかったかな。

とにかく、家の中には子供もいるんで
銃は隠すように頼んだ。

そのブラザー、出張があると護身のために
持ち歩くんだな。
一丁じゃなくて数丁。
しかも毎回違う組み合わせで
コーディネイトされてる?
ファッションの一部なのか?
まぁ、冗談じゃなくてそれもありなんだろう。
今年はどんなの持ち出して来るだろう。

そのブラザー ジムといっしょに、
別なブラザーのいるメキシコ国境に近い
コミューンのようなところに出かけた。
リトルイーグル(仮名)というその小さい白人は
まるで現代に生きるマウンテンマン*のような人で
素晴らしい人生でかっこいい家に住んでいた。
いろいろな物を作って、必要なものと交換したり
ジムに預けて現金化してもらったりしてる。
天然素材とアンティックな部品にこだわり、
その材料の良さととことん追求する手間には驚いた。

ジムが換金を頼まれたバッグ、ビーズ、石ころだのを引き取った。
まだある、3階部分のペントハウスになってる部屋にいって
(自分で建てた家は増築を重ねて3階もある。アメリカで3階建てはとても珍しい)
ベッドのマットをずらしチェストになってるそこを開けると
銃、銃、銃、銃・・・・・・。
バネと撃鉄の金属音をさせながら
あーでもないこーでもない、
中からアサルト・ライフルを一丁、弾倉はついてない。
薬室にも弾が入っていないか安全を充分に確かめて、渡された。
これも持って帰るのか・・・。
僕の車で来てるんだけど・・・と思ってみても、
別にこの州では違法でもなんでもないんだ。

リトルイーグルが言った
「そっちは銃がない国なんだろ? どうだい?」
「(銃がないのは)すごくいいと思うよ!!」
「へぇー、俺はだめだな、銃大好きだから」
シューティングを楽しむ程度ですめばね、
いいのかも知れない。
でもね
このリトルイーグルもベトナムで被弾して、後遺症があるそうだ。
ブラザーも家族の殆どをガンショットで亡くしてる。
なのに・・・。
僕も嫌いだとは言うけど、
アメリカにいることを考えると必要かもしれない、と弱気に思ってしまう。
だから
このままじゃ、この国から銃がなくなって平和になる日は
絶対に来ない。

やっぱり
マイケル・ムーア監督の「ボーリングフォーコロンバイン」お勧めだ。
マイケル・ムーア著「アホでマヌケなアメリカ白人」も面白い。
「華氏911」という映画もお勧めだけど、
これ救いようがないほど気分が滅入るから覚悟して見るべき。
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マウンテンマン*
1800年代初頭にロッキーあたりに入った西欧移民の罠猟師。
ビーズで飾った獲物の革で作った服や小物を全身に纏って
当時の先込め式の銃と大きなナイフを携えた姿がイメージ。
自然の中でインディアンと同位にいる生活に見えるけど
実際は毛皮会社に雇われて獲物を供給していたらしく
自然の中にいながら生態系を十分に破壊してたらしい。

マウンテンマンの実像と比べると
リトル・イーグルの方がずっと慎ましい
by cwdye | 2007-01-22 03:03 | episode エピソード
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