軽井沢の
グリーングラスさんでは
ネイティブスピリットのサドルレザー作品を
扱っていただいている。
その御用聞きの件もあって軽井沢に出張してきた。
ちなみに同じく旧軽井沢銀座にある
Cowboys & Indians,
Route 66も
グリーングラスさんの支店だ。
本当のことを言うと、仕事の御用聞きは後回しで
店頭で販売されているターコイズコレクションを
見せて頂く方が楽しみなんだ。
それとスタッフの方と話せるのも楽しみだ。
なにしろ
グリーングラスのオーナーの太田さんと言えば
70年代からの大先輩、その長い経験と人脈を生かした
コレクションの厚さには恐れ入る。
とうてい追いつくなどできるはずもなく、
ただただ目を楽しませて頂いてる。
毎回行けばへこむこともしばしば、
すばらしいターコイズがある。
今回もたくさんある上質なランダーブルーに驚いた、
特に一つあった大きなものには度肝を抜かれたと言ってもいい。
しかも、売ってるからすごい。
大きいものをお考えの方にはお勧めの逸品だ。
ところで、それより何よりうらやましかったのは
ナンバーエイトのブレスレットだ。
ナンバーエイトって石はグレードが広すぎるといえるほど
様々なナンバーエイトが出回る。
ところがかなりのコレクターしか扱えない、
コレクター市場でさえ流通がほとんどない
グレードのナンバーエイトが存在する。
大袈裟かといえば、大袈裟にも言いたくなる。
なにしろ数が少ないし、偽物が多い。
そのナンバーエイトに関しては恐らく過去の実績からいっても
グリーングラスさんがベストであることは間違いない。
もう世界一と言っていいのかもしれない。
そのグリーングラスさんだから、さすがだ。
その希少なナンバーエイトのトップグレードが売られてる。
グリーングラスさんのサイトでチェックできると思うけど、
実物のすごさは肉眼で現物を見てこそ。
僕が個人的に欲しかった。
誰も買わないで残るようなことがあったら
僕が買っちゃうかも知れないよ。
スタッフの方に見せていただきながら話を聞いて、
ちょっと興奮状態。
「まいったな、どうしようかな?」なんて
口をついて出る始末。
とにかく落ち着こうと思って仕事の話をして、
店を後にした。
残念ながらオーナーの太田さんとは外出中で話しができなかった。
その後
スカイストーンさんにも寄ったけど残念ながら
時間がなくて急いで数点見せてもらっただけで、
店を後にしなきゃならなかった。
オーナーの小寺さんに
またも「やっぱり
ランダーブルーが好き?なんだ」って言われて、
今回は
素直に認めて帰ってきた。
(これはネタにできるからまたいつか)
またしても唸らせられるようなランダーブルーの
コレクションを見せ付けられてしまった。
溜息、いやそれ以上だ。
まるで他人様の宣伝のようだけど、
僕が楽しんでるだけで、特にそういうつもりはない。
たとえ名前が同じターコイズで本物だったとしても
グレードの高いものは輪をかけて少ないんだ。
それを見ることができるのはそうあることじゃない。
僕はそれを、持ったりお客さんと分かち合う
喜びを共有したいだけなんだな。
それぞれに個性があって競争なんてあり得ない。
競争がまったくないわけじゃないだろうけど、
まさに切磋琢磨のいいライバルになりたい。
ただ少なくとも僕にとっては太刀打ちできる方々ではない。
それでもご紹介頂けるし、
お客さんが良い思いをして、
その笑顔を見ることができるなら、
どちらで買おうがかまわない。
是非、他で買われたらその物を自慢しに見せに来てほしい。
ターコイズを好きな者同士の楽しい話ができる。
それが真意だ。
だからついでに言っておくけど、
うちにも少しあるからね、一応・・・。