it really worked
効いたよ
僕のラコタ名前の名付け親ミラパシネ自身の思い出の笑い話だ。
考えると辛くなる、笑わずにはいられない
goes like this
おれたちの世代は寄宿学校に入れられた世代だ
おれも親元から引き離され
ラコタを話すことを禁止されて英語を覚えさせられた。
それでも、実際その時はそんなもんだと思ったよ。
なにしろ、学校にいる子供たちみんながそうなんだからな
学校ってのはそんなもんだとしか思ってなかったんだ。
意地悪な先生は多かったし楽しいわけがないんだが
週に一度だけ楽しみな時間があったんだ。
みんなで映画を見せてもらえるんだよ。
そりゃいつもお決まりな西部劇でな、
インディアンが駅馬車に襲いかかる、
さぁ大変だ、というところで進軍ラッパが鳴り響き
騎兵隊がやってくる。
みんな立ち上がって声を上げて応援したもんだ。
待ってました!! 行け騎兵隊!!
悪いインディアンをやっつけろ!!ってな・・・
これを話してるミラパシネも聞いてた僕も大笑いした。
笑いすぎて涙を拭いながら
おれたち自分が誰なんだか危うく忘れるところだったよ。
いやー、あのプロパガンダはほんとに良く効いた。
参考; culture 7 / メッセージ/ 旧コラムページ
インディアンと英語Naming Father
撮影 Tokahe-Naji-Winn 小倉直子©