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still remain the same / NATIVE SPIRIT (R)

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2度あることは

もちろん3度あって欲しくないよな。

3年前だったかの夏
サンタフェに滞在して、周辺で仕事をしてた時のある日。
サンタフェのダウンタウンの定宿を出て
アルバカーキに行くためにセリロスロードからI-25に入った。
ここ20年近くで交通量はぐんと増えて、
この高速の入り口は合流の交通量が多くなった。
とはいえ、その日の交通量は異常に多く、
時速75マイル(120km/h)の速度に加速して合流するも
すぐに速度を殺して繋がり始めた前の車の列についた。
丘を越えると見事に連なる大渋滞が次の丘の彼方まで連なってた。
事故かなにかあったんだろう。
まるでLAの渋滞のよう、
ニューメキシコでこれはなかなかあるもんじゃない。
しばらくのろのろと走ると車線規制、
ところがその先も渋滞はまだまだ続き
事故現場らしきものは視界に入らない。
しばらくすると、今度はdetour、迂回の看板、
その指示に従って渋滞する全車はI-25を降りて、
高速と平行して走る下道に移る。
次のランプも進入禁止、
下道を走ると平行する誰もいないハイウェイが見える。
そこに大型の作業車が数種類、
現場は反対車線だった。
脇や中央に寄せられた事故車が数台見えて
その先の中央分離帯がえぐれるようになって、
道路と合わせて広範囲に渡って焦げていた。
軽飛行機でも落ちたのかと思うような跡だったけど、
復旧作業でだいぶ片付けた後だったらしい。

アルバカーキで大事な仕事をいくつか済ませ、
帰りは夜になった。
子供たちが眠くなるころ暗いI-25をアルバカーキから
サンタフェに向かって走る。
事故の現場に近付くと速度規制がされてるだけで
作業車は残っているもの、ほとんど片付いてた。
そして、サンタフェに向かうセリロスロードに近付くと、
少し先で対向する反対車線が明るくなっている。
また事故だ。
反対車線のこっち側も速度規制でまた渋滞だ。
近付くと作業用のライトの逆光に巨大な影が見える。
くの字に曲がって一部が中央分離帯に落ちた
大型トレーラー、しかもタンカーだ。
あんなもんが目の前でジャックナイフになって道をふさがれたら・・・
恐ろしくてぞっとするね。
ただ夜で、しかも上り車線、
交通量が少ない側だったこともあってか、
巻き込まれた車は回避できたらしく
現場の荒れは大惨事に至ってはいないようだった。

行きも帰りも事故の跡に遭遇するとはね、
両方とも反対車線で。

翌日、新聞の一面を見て納得した。
行きに見た現場跡もタンカーの事故で
その焦げ跡だったんだ。
僕らが通る数時間前には30メートルの火柱を上げて炎上してたらしい。
大惨事だったようだけど、
大怪我した人が少なかったのが不幸中の幸い。

二つの事故が両方ともタンカーで、
しかも両方ともセリロスの近くで南側。
朝と夜、いずれもその時間交通量が少ない側で、
なんかある。
確かに今までもセリロスからI-25南に乗るときは毎回
合流の後続車に気をつけて、
一機に本線の速度に合うように充分に加速しつつ、
先にある大きなカーブを気にしながら、先行する車に速度をあわせる、
短い距離と時間で高速道路での気をつけなきゃいけないことを
全部要求されるようで
それを毎回しっかり認識しながら運転してきてる。
それを思えば、かなり危ない場所だ。
通る方ご注意あれ。

I-25; I=Inter State Highway 25号線
タンカー; タンクローリー
2度あることは_f0072997_365068.jpg

最近、hate gunsだの危険にまつわる話題が重なってる気がして
申し訳ないんで軽い写真を貼ってみようと思ったんだけど、
トラックで運ばれてる可愛らしい針金細工が
タンカー炎上の話しの後じゃ
黒焦げの動物にしか見えないね・・・。
by cwdye | 2007-10-11 02:54 | episode エピソード
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