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still remain the same / NATIVE SPIRIT (R)

native.exblog.jp

remain the same (Jan.08)

注意;滞在記3日分 たいした話は無し、無駄に画像多し

26日
サンタフェあたりの知り合いに挨拶まわりに出かける。
寒々として人の少ないサンタフェには
さすがに夏の忙しい時期にない良さがある。
初めて来た19年前を思い出す。
知り合い全員に会えたわけではなかったし、
撤退したギャラリーもあって
時代の流れとその加速度をつくづく感じた。
戻ってから、夜はアングロの若手の兄弟分トニーと打ち合わせ。
兄弟分でトニーなんて言うと、
まるでイタリア系、しかもマフィアみたいだな。
マフィアじゃないけど
TPEC」だからな「組織の者」にかわりない。
軽い冗談、そんな組織はありません

27日 移動日
当初の予定は大幅に見直して、
ルートの順序を組みなおし、
ナバホの家族のいる地へ先にまわる。
途中で打ち合わせのために
ナバホのアーティストの友達と会う約束。
砂漠の中のマイナーなコミュニティに引っ越してた。
携帯は通じない場所だけど、
一応聞いただけの案内で、行けばなんとかなるだろう。

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至便な街場を後にするとすぐに景色は変わる

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いつもの目印を越えると

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ジャンクションの町、ギャラップ。
この町での仕事はない。
閑散としたショッピングプラザでガスを入れて
リザベーション・ロードに向かう準備

少し走ればすぐにウィンドウロック
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この道を通るのは6年半ぶり。
忘れもしない7年前の夏、この看板が設置されたんだ

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以前は何度も走ったこの道だけど、真冬は初めて。
冬のギャラップ付近ではいつも降られるけど
更に奥に行くのにいやな予感。
雨が強くなって視界が悪い。
2時間半で着く予定だけど、ちょっと寄り道。
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ラグには手を出さないように。
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手を出さないように。

しばらく走ってもうすぐというころ
路肩に止まってた車、
車種を見ないで故障車かと思って通り過ぎたけど、
すぐに後ろに張り付かれてわかった。
もの凄いスピードですぐに追いついてきたその車こそ
ホットロッドブラザーの600馬力の車
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友達の家に用があるって言うからいっしょに寄って
ホピの父上とショショーニの奥さんを紹介された。
その後で彼の家に行ってオーダーをいくつか。
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コンテンポラリーのアーリースタイルで仕上がる予定だ。
数日後にも出先で再会して詰めた内容を打ち合わせる予定。

さぁ、ここからホピのメサへ向かうか
南下してメジャー・ハイウェイに出るか、ギャラップに戻るか
時間に余裕があれば久しぶりにホピを通りたいけど
今回は南下するルートを採ることにした。
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来た道を少し戻ると南下するルートのジャンクション、
南に向けて曲がるといきなり深い霧
去年と同じようなことやってるな。
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1時間でI-40につくはずなのに
山を抜けて霧が晴れても、砂漠の道がいつまでも続く。
同じ風景の丘をいくつも越えてやっとI-40に着いた。
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未だにこんなのがいる土地だ。

このまま走り続ければ100マイルでフラッグスタッフ
聞き覚えのある唄の歌詞がよぎる。
走りきらずにウィンズロウで泊まるか?
それとも今降りればホルブロックで泊まれる。
なにもない小さな町、ウィンズロウよりも何もない。
何も無いところに泊まるのも
ビズネスマンぽくてかっこいいな。
というわけで、そういうわけじゃないけれど
1人でないとこんなところに泊まる機会もないだろう、
オールド66の小さな町で夕方のうちにチェックインした。
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夜になったら60年代のままのネオンがいい感じだった。
この灯り以外はガス・ステーションしかない。

28日
ホルブロックは標高も低く寒い夜じゃなかった。
一晩中振り続いた雨が上がってホルブロックの朝は快晴だった。
久しぶりにゆっくり休んで寝すぎた
といっても7時間だけど、
モテルを出るのが遅くなったから朝食は後まわし。
早速I-40で西を目指す。

ウィンズロウを超えてウィノナが近付く手前
なんだかおかしな車が走ってる。
傾いてふらついてる?
気がつくと、強風に煽られてる、
こっちも軌道を保つのが大変になってきてた。
目の前の彼方には空から降りた雲が
地表を這って流れてるのが見えてる。
地形はフラット、
風が強くなる地域に突っ込んでいくのが体感できる。

前に友達とハーレー2台でつるんで
台風の中を出かけようとしてあまりの強風と豪雨に
引き返したことがあった。
けど、その時は他に走ってる車はいないし、
車体を進行方向に斜めに傾けてカウンター当てないと
まっすぐ走れないのが面白くて楽しめた。

でも今日の風には恐怖を感じた。
I-40はもともとシカゴとLAを繋ぎ
アメリカのマザーロードと呼ばれたルート66に替わる道だ。
当然、普段から物流のトレーラーが特に多い道。
そのトレーラーたちがスピードを落として、
ふらつきながら数珠繋ぎになってるその先で、
中央分離帯に横転してる姿。
フェデックスでこのルートに荷物送った方、遅れるよ
転がってたから。
更にその先にももう一台トレーラーが路肩に転がってた。
どちらも道を外れてころがって
救助の車は来てたし、大惨事もまぬがれた。
目的地のフラッグスタッフは近いし危険を減らすためにも
ウィノナで降りてバックロードを行くことにする。
降りてすぐ、今度はシェリフに停められてるピックアップ。
満載の荷物の一番後ろに立派な雄のエルクの剥製?
と思ったらグッタリしてる・・・・・獲物だった。

やがて晴れ間の暴風を抜けて山の裾野にさしかかると
すぐに風景は白くなって、振ってた小雨は綺麗な粉雪に、
標高の高いフラッグスタッフは完全な雪国だった。
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早く着いたけど家族は仕事中
昼食を済ませて、先に友人のコレクターを訪ねる。
アンティークのジュエリーを見せてもらって
3日間滞在する間に、いくつかは考えることにした。

夕方に郊外に住む家族を訪ねてセリオに会う。
みんな出かけてるかそれぞれの家に篭ってるかで
ランチにいるファーザーとマザーには電話で挨拶。
カリフォルニアから来てる寒波でしばらく降り続くようだし、
明日以降にまた出直すことにした。

友達の中国人のレストランで軽い夕食をとってから、
東京人としては珍しい吹雪の中を
ちょっとドライブを楽しんでから戻って来た。
当然車は四駆だからね。

明日の朝は車が雪ダルマになってるんだろうな。

参考;
I-40 =インターステート40号
インターステートハイウェイ=メジャーハイウェイ

ウィノナという地名がよく出てくるけど、
本当に何もないローカル。
観光地じゃないからわざわざ行って
何もなかったなんて文句は言わないように。

ホルブロックには一応、木の化石の森がある。
入場料を払って入って見るのは
木の化石がごろごろしてる砂漠だけだけど
精神を集中して恐竜がいたころの森を
想像したらよろしいのではないかな。
セメントでできた恐竜の人形も置いてあるしね。

by cwdye | 2008-01-29 13:31 | Report 滞在記
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