昨日の定休日は数ヶ月ぶりに休み。
メールの仕事を済ませただけで、
久しぶりにプライベートに時間を使った。
でも、気がついたらブログの更新をしてなかったから
夜中の今になって書き始めた。
近況をまとめてみる。
新しいギャラリーは
順調にお客様を迎え、
旧店舗の10年間に仕舞ったまま忘れて、
引越しで出てきたいくつかのコレクションを
お見せすることができた。
主だったものはすでに売約がついてしまったけれど、
これからも数点、出す予定のものはある。
ところが、
新しいギャラリーは収納を完璧にしようと
裏側は多くの棚と引き出しで埋め尽くされてる。
早速、何をどこに入れたんだったか?
何度もいくつもの引き出しを開けて探すありさま。
オーダーの製作も
再開してるけど、
工具も同じように仕舞った場所を確認しながらの作業で
まだ慣れて効率よく作業できるようになるまでには
もう少し時間がかかりそうだ。
引越しの不手際で、
アメリカからの荷物で届いていないものがあった。
先方にトラッキングナンバーを問い合わせると、
近くの局まで来てることがわかって
送り返されてないことを祈りながら受け取りに行った。
中身は当然ターコイズジュエリー、当然希少なものだったから
約一月も局で保管されていた荷物を無事受け取れてほっとした。
その内容は
素晴らしい
ハイグレードモレンシ(*注)のブレスレット3点、
他にも
ビズビー、ナンバーエイト、キャリコレイクの
細めでしっかりしたブレスレット、
それに
捨てがたいミドルグレードのランダーブルー、
同じくランダーブルーのエレガントなネックレスと内容が素晴らしい。
展示公開している。
最近
昔のバンド時代の友達が頻繁に現れてくれて、
彼の今の本業のお陰で記念品をお世話してもらえることになってる。
メールでの仕事のひとつはそのデータのやりとりで、
近々、数種類の記念品が出来上がる予定。
ご来訪のお客様と販売店のお客様に差し上げることができる。
希望通りに
アメリカの至る所で使われてる真鍮製のドアノブ、
アメリカで安いモーテルに泊まったことがある方なら
大抵何度かは握っているはずのあのドアノブなんだけど、
それを日本にいるまま手に入れることができて
オープンに間に合わなかったギャラリー入り口ドアの製作を依頼。
出来上がりはまだだけど、そう遠くないはず。
これで入り口はシャッターと2枚の扉になる。
鍵束の鍵は増える一方だ。
そういえば
バイカーモン/Biker Monの創刊号の撮影のときも
あまりの鍵束の鍵の量に半分以上外して減らしたんだ。
編集長のTさんが「みんな
鍵っ子だからねぇ」と呟いた言葉が印象的だった。
そうなんだよな、
稚拙な演出のシーンだったけど
(
いや違う演技がヘタクソな役者のせいでそうなったんだ)
イージーライダーは時計を投げ捨てて表現した。
時計を捨てても、こんなに鍵が付いてるってことは
それだけ自分に鍵を架けてることになるんだよな。
今日は
19時以降
フリーアンドイージー誌の撮影が入る。
取材で新しいギャラリーを紹介していただける、有難い。
*注=ハイグレードモレンシ
モレンシ(Morenci)ターコイズは
最低限の良質を保つターコイズが大量にあって安価に取引される。
そのため、それを超えるハイグレードなものに
わざわざハイグレードとことわりを付けた呼び方をすることが多い。
他にもキングマン、ターコイズマウンテンなど
通常は末端価格が安いターコイズで
それを超えるグレードのものがあれば同じように呼ばれる。
だからといって
ビズビーやナンバーエイト、ランダーブルーが
総てハイグレードなわけもなく
それどころか多くの偽物や
スタビライズド、エンハンストといった
加工済みナチュラルが
未加工ナチュラルハイグレードと偽られて多く取引されているから
要注意なことにかわりはない。