5月20日のタイトル
次号掲載誌で
ネイティブスピリットが掲載されるものではないけど、
目をつぶってはいられない
軽井沢スカイストーントレーディングの小寺君の著書
「
ターコイズ・ブック」の出版に触れた。
それを書いた後、早速
以前ネイティブスピリットもお世話になった
モノマガジン/ワールドフォトプレス編集部のSさんから
このブログでの紹介に対するお礼の電話を頂いた。
5月29日、昨日には広報担当のKさんと共に
サンプルを持ってご挨拶頂いた。
その後、内容紹介と表紙画像のデータを頂いたので早速掲載する。
今日が発売日
出版おめでとうございます。
<内容紹介>
インディアンジュエリーの主役、
砂漠の青い天然石=ターコイズ。
ターコイズはなぜ青い? どこで採れる?
採掘のハウツー。良い石の見分け方。
産地によって色や模様が異なる、33種類の原石。
銀とターコイズを使って独創的なジュエリーを作る、インディアンアーティスト・トップ14。
ターコイズの聖地と呼ばれる、ネバダ州ランダー郡での現地取材。
ランダーブルー鉱山の元オーナー・インタビュー。
幻の石、ナンバーエイト・ターコイズの行方。
――多くのファンがずっと知りたかった、さまざまな謎に迫る
インディアンジュエリー&ターコイズ・シリーズの決定版!
<著者紹介>
■小寺康友(Yasutomo Kodera)
スカイ・ストーン・トレーディング代表。
インターナショナルスクール在学中に同級生が着けていたターコイズのネックレスが、
インディアンジュエリーとの出合いとなる。
1989年、オハイオ州マウントユニオン大学入学。
留学中にNY、ワシントンDC、アリゾナ州スコッツデールなどで
数々のインディアンジュエリーに触れ、見る目と知識を身につけた。
1998年、軽井沢にスカイ・ストーン・トレーディングをオープン。
アンティーク・インディアンジュエリーの仕入れと販売、
ディーラー業、オリジナルジュエリーの製作を軸に活動している。
<目次>
<第1章> ターコイズとインディアン
乾いた砂漠の岩山で、古代インディアンが初めてターコイズを発見した瞬間から、
インディアンジュエリーの歴史は始まった。
ナバホ族と銀細工の出会い。アメリカ西部開拓とトレーディングポストの歴史。
インディアンは、どうやってターコイズでジュエリーを作るようになったか?
天才アーティストの登場による、コンテンポラリー・インディアンジュエリーの誕生。
現代を代表するトップ・アーティスト14人の紹介。
<第2章> 青い石の正体
ターコイズはなぜ青い? どこで採れる? 微妙な色や模様の違いはどうやってできる?
採掘のハウツー。ゴツゴツした原石が、美しい宝石になるまでのプロセス。
「天然石」と「加工石」の違い。
アメリカ南西部で採れる、33種類の原石の特徴と歴史。
科学的な解説と採掘現場からのレポートで、青い石の素顔をわかりやすく紹介する。
<第3章> ターコイズに人生を懸けた男たち
1970年代、アメリカはゴールドラッシュならぬ「ターコイズラッシュ」に沸いた。
ネバダ州やアリゾナ州の山から、色鮮やかな原石がザクザクと採れたのだ。
当時、ターコイズ採掘に人生を懸けた男たちがいた。
ある者は大きな鉱脈を当てて成功し、ある者は石の暴落で転落した――。
「ターコイズの聖地」と呼ばれるネバダ州ランダー郡に飛び、彼らを訪ねる。
ランダーブルー鉱山の元オーナー・インタビュー。
ガドバー鉱山、フォックス鉱山の採掘現場。
幻の石と言われる、ナンバーエイトの原石はどこに眠っているのか?
これから採掘が期待できる山はどこにあるのか?――渾身の現地取材。
かねてから数人のお客様に
「ターコイズについて日本で一、二の知識を持っている人」
として小寺君が僕を紹介してくれた、と聞いた。
光栄だし、僕も自負するところがあって同意する。
けど、彼の経験値はすごい。
それは彼が学生時代、米国に留学していたころ遡る。
僕がバックパッカーで、ナバホ・インディアンの家にころがり込んだころだ。
加えて去年、彼と話した時にその知識量に圧倒された。
疑いなく彼の知識は1番だと思ったよ。
この本のために取材してたからなんだな。
僕も
ターコイズが好きだ。
だけど本にまでできるのは彼しかいないとも思ってた。
本当にやってくれた。
早速、編集の方が持ってきてくれた本を読んでみた。
狭い世界、当然現地の共通の友達の名前も出ていたし、
僕がターコイズ・ファーザーと呼んだ言わば師匠(故人)の名前もあった。
小寺君自身によるいくつかの鉱脈の現地での取材は、
僕にとっても目新しい情報があって、
恥ずかしながら教えられたことも多い。
難しく書けばいくらでも難しく、
長く書けばいくらでも長く書けることと思う。
見事に読みやすくまとめてある。
さて、問題はどうやって希少なコレクションを入手するか、
僕たちプロの経験と知識が問われることになる。
つけ加えておくと
とにかく日光の下で現物を見ることだ、
アメリカのギャラリーには現実的なレベルのものしかなく、
日本で本に出ているいいものはほとんど
既に日本に来ているものだ。
広いアメリカを旅して目にできないものが軽井沢に集中してる。
是非、軽井沢にまで足を運ぶことをお勧めする。
なんといっても70年代からの老舗的存在の
大先輩である太田さんが営むグリーングラスさんがあるしね。
そういえば
北山さんもモノマガジンのワールド・ムックから
「大事なことはインディアンに学べ」っていう本を出してて、
その広告もターコイズ・ブック中に掲載されてた。
友達が二人も本を出してる。
書けることがあって羨ましい限りだ。
(北山耕平さんは物書きだから書いてて当然、僕が言うのもおこがましい)